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「俺はリアルにしたいんだ!」と熱く燃えるハートに応える、バンダイスピリッツ製HGマクロス7シリーズ用デカールの話

 マクロス7の主役メカ、VF-19改ファイヤーバルキリー。そしてマックス&ミリアのVF-22Sが最新キットとして発売されるのと合わせて専用の水転写デカールも発売された。そう、同時に。メーカーからの「ほら、ファイターはリアルにしたいでしょ?」という誘いでしかない。
 マクロスと言えば三段変形ロボが活躍するアニメ。デカールは航空機形態をヒコーキ模型のように盛り上げてくれる。デカール単品のパッケージの都合で「貼り指示」が細かくなってしまうのだが、全てのコーションマークの向きが分かりやすいように各々拡大図示されている。スケールモデルでも採用してほしい、素晴らしい工夫だ。そして「好きに貼りなよ!」という丸投げではなく「私はリアルをこう考えましたよ」という丁寧な姿勢を伺えて大変好感が持てた。なにより、貼る位置を決めていくのは結構メンドくさいので、私には有り難いナビゲートだ。

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 「SFメカをリアルにしたい!」というリビドーに対して「水転写デカールを貼る」というのは強い一手だ。「シールじゃない!デカール!薄くてリアル!」という謎の説得力は、スケールモデルという現実をモチーフにした模型の作法から由来していると考える。たぶん。いや、とにかくだ、リアルロボットプラスチックモデルに触れると「これはオモチャじゃないんだよ!」と、何かしらの手段によってリアルにしたくなる心の働きがあって、そんな少数派の気持ちを受け止めるべくメーカーが水転写デカールを同時発売して大変エラいな……という話だ。

 熱気バサラのファイヤーバルキリー用のデカールには彼のバンド「Fire Bomber」のロゴが。他にも楽曲リストも同じく主翼にバーン!と貼る大きさで用意されていてナイス。たぶん今回の商品化に合わせたオリジナル要素だと思うのだが、マクロス7ファンとしては「あるな」と思えたので、このアニメ作品においてのリアル要素として満足できる。
 コーションマークのデカールは汎用性が高いので他のキットにも流用しやすいし、「Fire Bomber」のロゴをカーモデルとかに貼ってファンムーブしても楽しめるだろう。他にも「MILIA639」とゼントラーディ語のデカールも、何かしらを赤に塗って貼れば何でもミリア専用機だ。「これ、赤に塗っておいてちょうだい」という、ミリア市長の声が聞こえてくるので良いぞ。

 VF-19改ファイヤーバルキリーは思わず全塗装してボンバーした今回なのだが、マックス&ミリアのVF-22Sはプラスチックの色を活かして部分塗りで済ませた。白ラインの追加デカールも用意されているので、今回のデカールを貼りきって半光沢トップコートで仕上げただけでもすこぶるリアルになってカッコ良い。SF航空機としての魅力満載のこのキットと追加デカールの組み合わせ、是非試してもらいたい。皆が買って楽しめば、思いが届いてVF-22S用のフォールドブースター&サウンドブースターも発売されるはずだから!

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