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やったことないことが「やってる感じ!」につながる喜び/マイクロエース 1:32トヨペットクラウン

 近所のスーパーに鶏のハツが売られていて、値段につられて買ったことがある。その後、少しだけ切って焼いたらあまりにも血の味が強くて驚いたので、下処理しっかりと行うことにした。やり方を調べてたら牛乳が必要だとわかったので追加で買って来て、しばらく漬けてから焼くと美味しく食べられた。

 内臓の下処理なんてやったことはないし、なぜ牛乳なのかもよく知らずに行ったけど、漬ける前と後で味が変わったことは単純に面白かった。そして、なにより飲み物として触れていたものをこうやって使うことに「なんか料理をしているって感じ!」という気分になった。

 マイクロエースのトヨペットクラウンを買った理由は「プラモデルを作っている感じ」を味わいたいからに他ならない。この車がラインナップされているオーナーズクラブというシリーズは接着が必要で、パーツにはバリと呼ばれる薄いプラスチックの「はみ出し」がついていることもあり、それを取り除く過程も出てくる。
 接着も、バリ取りなどのパーツ整形も、プラモデルを始めた頃に専門誌を手に取って「難しそう」と思ったことだ。それはいま思うと「やったことはないけど難しそう」というものだった。ただ、実際にやってみると、そもそも1回目はできないと思ってたことができて楽しい。それ以降は数をこなすとどんどん上達するし、道具への関心も湧いたりして知的好奇心がくすぐられた。

 トヨペットクラウンのプラモデルは、フロントグリルなども車体と一緒に成形されたボディパーツが綺麗だなと思った。フロントガラスの枠が真ん中で仕切られているのがかっこいい。ライトやガラスはクリアパーツ、タイヤはゴム。それ以外は真っ黒のプラスチックで作られているので、なんとか頑張ってボディやライトを綺麗に塗ればいい感じになりそう。後輪はプラスチックの棒で左右を繋ぐのに対し、前輪は金属製の棒を使う。コロコロと転がってうっかり無くしかけたので作るときは注意しておいた方が良いと思う。
 まずはボディを銀色のスプレーで塗装する。そのときに黒から銀のステップでスプレーを吹くと、下地の黒が重厚感に一役買うのだけども、そんなことよりも二色のスプレーを巧みに操っている状況から「なんかプラモ作ってる感じ!」となり、楽しさが湧き上がってくる。私はこの後、箱に描かれた絵を見ながら銀の部分を残してボディを塗装していくつもりだ。

クリスチのプロフィール

クリスチ

1987年生まれ。デザインやったり広報やったり、店長やったりして、今は普通のサラリーマン。革靴や時計など、細かく手の込んだモノが好き。部屋に模型がなんとなく飾ってある生活を日々楽しんでいます。
Re:11colorsというブログもやっています。

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