

メリークリスマス、そしてこれから休みが……来る! 年末年始は大きなキットを作るだけの長い時間が、ゆったりとした時間があるはず……! と、その前に。このアオシマの指サイズの護衛艦でエクササイズしていきましょう。「アオシマのわかたか くまたか」は良いプラモデルですよ〜〜。

兄弟横綱として有名だったのは若貴、ブームも過ぎ去って弟の貴乃花が総理大臣を感動させたのが2001年。あの歓喜の瞬間のために体を壊し2002年は全休。その年にはやぶさ型ミサイル艇”わかたか”が竣工しました。

アオシマはこの小型の艦艇をうまいことパッケージサイズの1枚ランナーに切り取って、いい感じの精密さと組やすさを保ったままキット化しました。そう、この1枚ですべてが完結している。そして、わかたか、くまたかを再現するためにこのランナーが2枚入っているんです。

なんかもう艦橋構造物ができている感じ、しません? こういうパーツを見つけてしまうとワクワクが止まりません。

船体パーツ内の立ち上がった構造に壁面を接着することで、ディテールを作っています。ここに並んだ5パーツがヒョイと重なり合って、壁や天井になるわけです。前側はすでに壁を付けていますが、合わせ目も目立たない位置になっていてかなり見た目にも良い工法です。

ということで1つ組むなら本当に数時間もかかりません。ピンセットが必要ではありますが、パーツをなくしても2隻セットなので、年末のほろ酔い状態でも1隻は作れるはず!(はい……)

2隻並べるとこんな感じ。おなじみプロペラ推進ではなく、ウォータージェットになっていて、おしりの形状に特徴が表れています。船底パーツにはノズル部が、船体パーツには枠部分が作られているのが、本当にうまい分割だなと感心するところ。これがガンガン水を噴出して、44ノット(だいたい時速80km)もの速度になります。あの速いでおなじみ駆逐艦島風の40ノットを上回る速度なのです。しかも構造もよくみるとカクカクしていて、これ実はステルス形状。よく考えるとこんな船がウェーイって隠れてスピード出して、後ろのキャニスターからミサイルを放ってくるのだから、水遁の術を使うスピード忍者みたいな存在ですね。


このキットにはパッケージに描かれているように、UH-60がついてきます。これがまた1/700としてちょうどいいんですよね。同社製のむらさめに乗せてあげるといい感じになります。おまけが多いのがアオシマの艦船のいいところ。

指先に乗るようなとっても小さなキットだけど、壁をピタピタ貼って細かいパーツでピンセットや接着剤を駆使する楽しさ、そして何よりこの個性的なスタイルを組んでいくのは気持ちがいい。長い休みに大きなヤマに取り掛かるのもいいけれど、胃もたれしないさわやかなこのキットで完成品をサクッと増やすのもいいってものですよ!