

バイクのプラモデルを組みたいアナタに、ほぼ実車に近い色分けのパーツが嬉しいHondaのダックス125を激推ししたい。なんてったってタミヤの最新作だし、日常に寄り添うモチーフで親しみやすいのがすごくいい。レーサーのように複雑で緻密な構造を真剣勝負で組み上げるのとは違って、週末にちょこっと時間を使って組み立てるような向き合い方をしたくなる。そして何より、このプラモデルはクリアーパーツがとても優しい。
バイクのクリアーパーツといえばバイザー、ヘッドライト、ストップランプにウインカーと相場が決まっている。このキットでも前後のウインカー、ヘッドライトのシールド、そしてナンバープレートの上に取り付けられるリフレクターが透明のプラスチックで再現されていて、どれもぴかぴかキレイに光っている。

説明書を見るとストップランプはクリヤーレッドで塗ったあとにパチンとはめ込むスナップフィット式になっている。塗装済みのパーツをキレイに貼るのはちょっと勇気がいるもんね。クリヤーレッドは油性ペンで塗ったってOKだ。そしてウインカーには塗装指示がなく、タミヤの多用途接着剤で貼ることが推奨されている。ウインカーって、クリヤーオレンジじゃないの?と一瞬たじろぐ。

近所に停まっていたDax(しかもプラモデルのパッケージと同じ新色のパールグリッターリングブルーだ!)の実車を改めて見て納得。ウインカーはバルブが黄色く発光するタイプで、レンズは無色透明だ。なるほど、これならたしかに塗る必要はないし、接着剤を塗るときに注意すればキレイに仕上がりそう。

いくら「塗装しなくても実車の雰囲気に近い仕上がりになります」と言われても、灯火類が実物どおりの色になっていないとどうしても興醒めしてしまう。同じタミヤのモンキー125同様、HondaのDaxは純正でウインカーがクリアーレンズだから、まるでプラモデルのためにあるようなデザインだ。「組みました。いや塗ってないんだけどね……」とコソコソせずに、「これこそ実車どおりなのだ!」と胸を張れるから、バイクプラモのデビューにはもってこいというわけだ。