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プラモデルの傷も透けもすべて解決、「水性プレミアムトップコート光沢」をもっと使おう!

 Mr.ホビーの水性プレミアムトップコート光沢、すごい!最高!……と、急に結論から書いてしまいすみません。でもこの発色とツヤっぷり、ちゃんとカーモデルが作れた感じがしてテンションが上がります。こんなにツルツルしているけど研ぎ出しとかしてないんです。「プレコー」ことプレミアムトップコートを吹いたあと残りのパーツはアクリル塗料の筆塗りと、銀と黒のガンダムマーカーでサカサカ塗って完成したので、ここからその話をします。

 キットはこちら。レベルの1/24ポルシェ911タルガトップです。バリバリバリ。袋を開けるとグレーのランナーと真っ赤なボディが出てきます。そして、この赤いボディをそのままクリアコートします。しました。プレコーで。私が。

 唐突な倒置法はさておき、今回はこの素敵な赤い成型色に上塗りをすることなく仕上げてみたのでした。実はこれ、ちょっと勇気がいることだったんですよね。よくよく見るとボディ表面にはプラスチックの成型ムラや金型の微小な傷が残っていますし、光に当てると裏側から色が透けていかにもプラスチッキー。やっぱり「ちゃんと」下塗り、上塗り、クリアコートしたほうがいいのか……なんて迷いつつ。


 でも、これらの心配はクリアコートしてみるとほとんど気にならなくなりました。表面の光沢は細かい傷を覆い隠してしまうのです。ボディをシャーシに組んでみたら光だって透けませんでした。なるほどそうか、別に太陽にかざしてみるわけじゃなし。

 プレコーは垂らすギリギリまでたっぷり吹きつけます。いやまあその、垂れました。垂れたら1500番くらいの紙やすりで研ぎ落としてからもう一度吹きつけます。下地を塗っていないから、クリアーを落としても色がはげないのが楽ちんです。この塗料、塗膜が平滑になろうとする作用が強いのでちょっと失敗した雰囲気のところも1日放っておくとだいぶ目立たなくなります。すごい。

 ボディが仕上がったら、ヘッドランプの中はガンダムマーカーのメッキシルバーで、幌はタミヤアクリルカラーのNATOブラックで塗りました。他、樹脂の黒い部分は大体これもガンダムマーカーの黒でちょこちょこ塗るだけです。それだけの作業で、小さくて精密な車が机の上に出現してしまうのでした。プレコー仕上げでカラフルな成型色のボディに一発でツヤが乗る。滑らかなボディに景色が映り込んで美しいし、楽しいんです。それだけでもやってみる価値ありますよ。ぜひ!

ヤジマのプロフィール

ヤジマ

1985生まれ。インハウスの自動車デザイナーを17年勤め、今は大学教員をしています。エンジンとタイヤのついたものが好き。

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