

ダグラム専用形状のハングライダー、バキュームフォームの翼、そして通常のヤクトダグラムにも組めるパーツ、まさにマックスファクトリー製ダグラムキットの集大成! これを作らずして真実は見えるか!?

『太陽の牙ダグラム』はリアルロボットブームの1981年に放送が開始され、長くて4クール1年のアニメが多いなかで、異例の全75話(1年半)という放送期間になりました。長期間ならではの起伏に富んだストーリー、番組終盤の大きな打ち上げ花火的展開として、ダグラムはハンググライダーを装備し空から急襲をかけるのです。
ダグラムは飛翔し、声に出して読みたいコンバットアーマーNo.1「サバロフAG9ニコラエフ(さばろふえーじーないんにこらえふ)」と激戦を繰り広げ、見事に太陽の牙チームは作戦を成功させました。”EXODUS”という曲がかかるなか、ミュージックビデオのような鮮やかでスピード感あふれる映像に、テレビの前で度肝をぬかれたのを覚えています。

おなじみダグラムにハングライダーが装着。なんと翼長46cm。ハングライダー装備はソルティックもありましたが、翼の形状もポールの形状も違っていて、新規パーツになります。このバージョンではリニアカノンが外されていますが、パーツとしては入っているので、そちらでも組むことができます。

マックスファクトリーはダグラムをキット化するたびに成形色を変えています。今回はハングライダーの緑系にマッチした薄い銀色と赤みの薄い濃い紺の渋い色合いになっています。


バキュームフォーム(とっても薄いパーツを作るのに適している技法。熱して柔らかくしたプラ板と型の間の空気を抜くことでプラ板が型に密着。プラ板がパーツの形状の型と密着することで、薄いパーツが成型されるという原理。ガレージキット(少量生産の自作キット)やプラモの改造、ゼロから造形するときに同じ形のパーツを軽く仕上げるのに昔から使われてきたテクニックで、薄くてキレイな透明パーツを作るのにも向いています)の翼はカット済みでポールのダボにピッタリ合います。ふわふわした翼が、組み立てるとしっかり保持されるのは、設定もすごいしプラモデルの設計もすごい。

通常のバックパックのパーツ(右)と比べてみると、左右下側にある出っ張りにハングライダーの固定位置が重なっていて、この出っ張りってハードポイントとして考えることもできたんだ、とダグラムのバックパックへの考察が40年越しで増えるのもダグラムファンにとって興味深いところ。

ハングライダーダグラムは物語の終盤で登場する、物語の集大成的な装備です。主役のクリンが物語序盤にソルティックのハングライダーで飛んだことなど、まさに走馬灯のように思い出される展開。ダグラムのロボットをあらかたキット化してしまったマックスファクトリーもまた、アップデートパーツを基本とした全部盛りの集大成的なダグラムを飛ばしました。みなさんもEXODUSの熱い歌詞とともに、ダグラムプラモデルを突っ走ろうじゃあないですか!