

「スタジオぬえ「宇宙の戦士」初期イラスト集」。ウェーブが同社の「機動歩兵 戦略通信型」のプラモの初回特典として封入してくれたビッグプレゼントです。このプラモを買えば、あなたは今からでも『宇宙の戦士』になれます。
ロバート・A・ハインラインの名作SF小説である『宇宙の戦士』。どんな内容なのかは上のリンク記事を読んでください。小説の内容とともに、1977年に出版された早川書房の『宇宙の戦士』のために、スタジオぬえの宮武一貴氏と加藤直之氏によって描かれた挿絵やカバーイラストは、今でも世界中のSFファンを魅了し続けており、こうやって現代の成型技術でプラモになっているのです。

しかし……今から『宇宙の戦士』になろうという最高のフレンズが手に取りやすい「新訳版」には、偉大な二人が手がけた挿絵が掲載されておらず、本書のカバーイラスト、1977年版のカバーイラスト、2010年版のカバーイラストなどが掲載されているのみ……。1977年版に描かれていた挿絵の中でも、「ゴリゴリのメカなスーツでも卵を拾える繊細さ」を表現してるイラスト(マニュアル図の構成が痺れる)は衝撃的で、パワードスーツの概念を教えてくれたものでした。文章とともにワクワクを与えてくれた挿絵はとても重要だったのです。
そしてそのようなモヤモヤを払拭してくれたのがウェーブでした。「機動歩兵 戦略通信型」のプラモデルの中に、新訳版では見ることができない機動歩兵の数々のシーンを付録小冊子という形で再録してくれたのです。これから『宇宙の戦士』になる仲間への熱いプレゼント。「知っているでしょ?」じゃない、「ここから俺たちの仲間になってくれ」というポジティブさがギュッと凝縮されています。

初回特典として入るこの冊子。当時の文庫を持っている人にとっても保存用として良いでしょう。そして小説を読んでない人も、SF好きなアニキたちがたまに口にする『宇宙の戦士』ってどんなものなの? ってのもこのプラモを買うことでイメージが湧くでしょう。新訳版の副読本とも言える「プラモデル」。これからの『宇宙の戦士』にとって必須のマニュアルは、この中に入っているのです。