

幼少期の私、とにかく図鑑が好きな子供でした。 特に魚の図鑑が大好きで本がバラけるまで愛読していました(朝の読書時間も、もちろん図鑑!)。 ある日、そんな図鑑漬けの私を見かねた母から「見るだけじゃなくて写してみたら?」と提案がありました。 元々絵を描くのも好きな子供だった私。早速行動に移し、次の日から自由帳に色鉛筆で好きな魚を模写する日々が始まります。 すると驚くべきことに、あれだけ知っていたつもりの魚に毎回発見がありました。
マグロ、エイ、イワシ、ホウボウなどなど。魚はさまざまなシルエットをもっていますし、形も違えば色も違います。さらに生態によってさまざまな固有の特徴を持っています。「 アジには尾の付け根にゼイゴという固いウロコがある」とか、「サケの仲間は”脂びれ”と呼ばれる特徴的なヒレを持っている」とか。読むだけ、眺めるだけでは得られなかった発見と知識が、どんどん入ってくる実感がありました。

対象を眺めているだけではなく、自分の手で構成することで解像度や理解がグッと深まるということを、子供ながらに学びました。 これはきっとプラモデルも同じことが言えます。 形や仕組みを理解するのであれば、図面とにらめっこするよりプラモデルを組んだほうがきっと自分のものになると思うわけです。 そんなわけで軍人さんの装備を理解したい私は、このデカい軍人さんのプラモデルを手に取りました。パッケージの絵画的オーラがすごい。 箱を開けるとランナーが一枚。インストは紙ではなく箱に書いてあるパターンという男前な構成。

一本勝負ばっちこい! 同じ装備のフィギュアは1/35で組んだことがありますし、何かの本で見たこともあります。でもこの大きさだとやっぱり迫力が違う。「あーマップケースってここに繋がるのか~」とか、「帽子と服は色違うんだ!」とか。今までのスケールでは表現しきれなかったディティールが押し寄せてきます。 見えていなかった細部を理解した上でパーツを貼り付ける。塗る。「ああ、今めっちゃ勉強になってるわー」となるわけです。

知っているものをもう一歩深く理解するのに、プラモデルが最良のツールのひとつなのは間違いありません。 恐竜、自販機、漁船、スペースシャトルなどなど意外なものまでキット化されているプラモデルの世界を泳げば、世の中をもっと楽しく知ることができるはず! さて、次は何を組み立てましょうか。