


ページをめくるたびにミリタリーイラストレーターの第一人者である上田 信さんのイラストが僕の心をワクワクさせてくれました。デフォルメが効いたかっこいいイラストから精緻なものまで、戦車のかっこよさビンビンに感じながら戦車の世界に没入できるVRブック。この本を開かなかったらこんなに戦車模型が好きにならなかったかもしれないし、ボービントンにも行かない人生を送っていたかもしれません。
「図鑑」って子供の時ワクワクして読みましたよね。あの体験ができる本なんです。




超しっかりした図鑑です。チャリオットと呼ばれた古代戦車、そして内燃機関・無限軌道を得たTANKの登場と人類が戦車という兵器をこの世に生み出した背景がしっかりと解説されます。上の写真からも分かる通り、めちゃくちゃイラストが良いのです。初めて手にした時、時間を忘れて読み耽りました。


この本の僕の中でのハイライトがここから紹介する「戦争と戦車」です。人類はこの兵器でもちろん戦いに行きました。攻めるものがいれば迎え討つものがいますよね。さぁ戦いの歴史のページが幕を開けます。




戦いの歴史を上田 信さんのかっこかわいくデフォルメされたイラストが導いてくれます。怖いものはありません。人類の戦いの歴史の中で、それぞれの戦車や車両がどこで戦い、何を目的として、何と戦ったのかを素早く吸収できます。これこそ「図鑑」。こういったものこそがプラモにおいての「パスポート」なのだと思います。

1年間に様々なモビルスーツが爆誕する「ガンダム」の世界とは異なり、人類はまだまだ兵器を開発するのに時間を要します。スケールモデルを始めたばかりだと、「なんだかめちゃくちゃいろんな戦車がいるんだな〜。こんなに覚えられないよ」と思ってしまうかもしれません(覚える必要はないのですが、人は知識に貪欲。つい覚えたくなってしまうと思います)。しかしこの本を読んでみると「あれ? 実は多く見えていたのは基本車両のバリエーションだったのか!」といった気づきがあると思います。僕は「広く浅く物事を知る」ということがすごく大事だと思っていて、まさにこの「世界の戦車 メカニカル大図鑑」は戦車を「広く浅く知る」のにもってこいの本です。モビルスーツを覚えられるなら、余裕で戦車の種類も把握できると思います。「ガンプラを作りながら最近戦車も気になるな〜」とか、nippperをきっかけに「戦車模型なんだか楽しそうだな〜」と思った人はぜひ読んでください。模型店の戦車模型棚の霞が晴れること間違いなしです。