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知波単のプラモデルに欠かせない「黄色いライン」にポスカを持って吶喊せよ!

 ガールズアンドパンツァー最終章の4話が10月6日公開されます! ということで、ウォームアップとして1/72九七式中戦車(旧砲塔)知波単学園を組み立て。小さいなかにぎっしり、でも組み立ては楽しく爆速で完了。

 となるとやることはひとつ!……と、いきなり塗料を握る前に、サッとプライマーを吹きましょう。網を埋めないように、ほんのひと吹きかけるだけ。金属パーツ、このサイズなら普通に塗っても触らなければ剥げることもないんですが、やっておいて損はありません。

 今回は日本戦車といえばこの色、という緑色、茶色、土地色のカラーを使っています。このパッケージはセット販売のものでしたが、現在はC522土地色、C525緑色、C526茶色とそれぞれ単品販売されています。C527陸軍カーキも砲身で使えますよ。

 で、じつは今回どの塗料にも明るいグレーを混ぜ込んで、色を明るく調整しています。1/72は面積も小さいので、実物に塗るような色だとちょっと濃すぎ。ついでに緑色もビンの色よりだいぶ明るくしています。グレーはは明るくしつつ色をちょっとくすませるので、白を入れて明るくするよりもマイルドな色の持ち上がりになるのがよいところです。

 1/72なのでバシバシ塗ればあっという間に迷彩もできます。ガルパンの戦車は劇中CGを載せた資料がたくさんあるのでどの面の迷彩もわかりやすいのですが、正確にしっかりやろうとすると大変!ここは雰囲気でざっくりにしましょう。サイズの小さな1/72だとなおのこと、エアブラシブラシのプッシュで全然結果も変わってくるので……。

 さて、日本戦車の前期迷彩でもおなじみの黄色い帯を描きましょう。使うのはポスカ。こうやって濃い色の上からダイレクトに描いてもちゃんと黄色が発色します。ペンタイプだし鮮やかな黄色だし、いいことばかり!

 ペンが入らないところは筆にとって、幅や細部の調整していきましょう。このあたりもCGを参考に、あくまで参考にやっていきましょう。CGの黄帯、実物の日本陸軍戦車よりもだいぶ幅が太いな……とか、改めて眺めると面白いところが見えるのも楽しいところですね。

 黄色の帯、ちょっとやりすぎた!というときは、ポスカなら水性ホビーカラーのうすめ液を使うと拭うことができます。乾いたらあらためてポスカで引いたりしましょう。使った筆の洗浄はうすめ液だけでなく水でもできます。

 デカールを貼って、金属色を塗ったりして、さあ完成です。組み立ても爆速なら、塗装も爆速。あっという間にチハが完成しました。1/72サイズにいろいろギッシリ詰まっていて、本当に楽しいキットです。

 だってこのサイズですよ……! 手のひらより小さい。単品の撮影だと、ここまで小さく見えないでしょう。1/35サイズと言っても通用しそうですが、じつはこのサイズ。そういえば、ガールズアンドパンツァーで戦車を気楽に作るようになって、完成品もモリモリ増えたんだよなぁ……なんて思い出したのでした。このチハはすぐ作れるから、塗装にも入りやすいし、迷彩をかければ塗った満足度も高いです。ガルパンキットを作っていれば、10月なんてあっという間に来るぞ~! 吶喊せよ~!

けんたろうのプロフィール

けんたろう

各模型誌で笑顔を振りまくフォトジェニックライター。どんな模型もするする食べちゃうやんちゃなお兄さんで、工具&マテリアルにも詳しい。コメダ珈琲が大好き。

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