週末の模型ライフが楽しくなっちゃうプラモを、フミテシの独断と偏見でお届けする「花金プラモ」。これまで数々のプラモを紹介していますが、今回は飛行機模型を通して、初めてプラモを作って感じた「プラモが形になっていく楽しさ」というのを改めて体験できたプラモ、「タミヤ 1/48 傑作機シリーズNo.50 ドイツ空軍 メッサーシュミット Bf109 E-3」をご紹介します。
ドイツ空軍の飛行機は、飛行機模型の中でも花形のひとつであります。このBf109は「メッサー」という呼び方で愛されています。Bf109もさまざまなタイプがあり、星の数ほど(ちょっと言い過ぎですが)プラモデルが発売されています。そんなBf109の世界ですが、このプラモを手に取れば間違いなくすんなりと入っていけます。
小さなパーツは4パーツほどしかありません。このキットを手にした人の多くが、ゴールへと到達できるでしょう。パーツをカットする、パーツを貼る。完成した飛行機をじっくり見てニヤニヤする。その幸せなプラモフライトを提供してくれます。ニッパー、デザインナイフ、ピンセット、そしてふたつのプラ用接着剤があれば良いのです。
多くのプラモデルは接着剤を使用します。プラモデルで1番活躍するのが「プラ用接着剤」です。タミヤから発売されている「タミヤセメント」が最も一般的と言えます。白い蓋で粘度の高い「タミヤセメント」と明るい緑の蓋の「タミヤセメント 流し込みタイプ 速乾」、この2種さえあれば多くのプラモと友達になれるのです。そして、このキットはその接着剤を使って、プラモを形にしていく楽しさを全力で僕たちに教えてくれます。
レーサー譲りのスピード感ある美しいボディ、風を切る翼、繊細なコクピット。一つ一つがズレなく、僕たちが塗った&流した接着剤を受け止めて形になってくれます。当たり前のようなことですが、その当たり前のレベルが非常に高いのです。だからプラモを作る手が止まらないほど、楽しくなってしまうのです。
タミヤのど定番「1/48 傑作機シリーズNo.50 メッサーシュミット Bf109 E-3」は、まさに飛行機模型の楽しさを教えてくれるスーパーエース。組み立てが本当に楽しいので、気軽に全部組んじゃってそのかっこよさを堪能してください。その体験はきっと、あなたの週末に潤いを与えてくれること間違い無しです。
1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)