週末の模型ライフが楽しくなっちゃうプラモを、フミテシの独断と偏見でお届けする「花金プラモ」。今週は、アメリカ軍の空と陸のかっこいいモチーフをひと箱で楽しめる「アメリカ軍 ノースアメリカン P-51D マスタング&1/4トン小型四輪駆動軍用車セット」をご紹介します。飛行機と車(以下ジープ)がセットになっているキットなんて重たくない? 週末で作れるの? なんて思うじゃないですか。もうね、このマスタングとジープはタミヤのプラモの中でもどちらも爆速で作れて、ちょうかっこいいの!! やばいからね。
上記のからぱたの記事でも紹介している通り、タミヤは各国の飛行機と車をセットにした限定セットを販売しました。どれも超オススメなのですが、その中でもこの「マスタング&ジープ」コンビが最も癖がなく、「飛行機模型と軍用車両模型」の楽しい世界にすんなりと入れちゃう、僕らを導いてくれるスーパーエスコートプラモなのです。
冗談抜きでこのタミヤの1/48 マスタングは「あれ? もう組みあがったよ」ってくらいすんなり組み上がります。良い意味で手応えがなく、スルスルと飛行機になってくれます。飛行機模型の面倒な脚周りも超シンプルなので、全く苦になりません。勝つ国の飛行機ってそれだけシンプルで洗練されているってことですね。
1/48スケールのジープは、単品では発売されておらず「アメリカ歩兵前線休息セット」の中にいます。箱絵がアメリカ人まみれなので、ジープが隠れ気味となっており、意外と気がついていない人も多いようです。そのセットに入っているジープは決しておまけではなく、1/35スケールのキットと同じくらい精巧に作られています。マスタングよりも細かいところがあるくらいです。シャーシの組み立てはとても楽しく、少ないパーツ数でありながら実車の構造が分かるものとなっています。
そして箱の中の要素をお好きな場所に配置するだけで……「情景」が生まれます! ディオラマのように頑張らなくて良いのです。組んで置くだけ。ほら、箱絵のような景色が目の前に見えますね。人・飛行機・車が織りなすドラマをこのキットだけで楽しめます。この景色を見ながら飲むビールやコーヒーは美味しいでしょうね〜。週末の1日だけでも形になる程組みやすいコンビなので、ぜひこの週末楽しんでほしいです!!
1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)