

「混乱しているなら、ドライブでもどうだ?ちょうど今、スポーツカーのチューニングが終わったところだ」
これは、「背中で魅せるガンガールRPG」というキャッチコピーのスマホゲーム『勝利の女神:NIKKE』に出てくる、ドラーというキャラクターのセリフだ。ロビー画面でしばらくほったらかしにしていたら急に喋りだしたので、驚いた記憶がある。この手のゲームって放置ボイスっていうのがあるんですね。
背中で魅せるという触れ込みとは裏腹に、実際には見ている暇がないくらい忙しいゲーム。それでいて最初のステージでヒロインがとんでもないことになったり、不意に重い話を持ってくるのでストーリーで魅せるゲームなのではと思っている。

その中でドラーはビジネスを手掛けるキャラクターで、ゲーム内ショップにも登場する。合理的な判断をする性格でビジネスに強い関心を持っているという設定だ。そんな彼女が乗るスポーツカーってどんなのだろう。
……なんて思いながらランチに会社を出たら、近くのガソリンスタンドに止まっていたのがメルセデスAMG GTだ。プラモデルで知っていたのに近いその姿を見て「え、この車って道路を走るの!?」と驚き立ち止まってしまう。ガソリン代がすごそうという気持ちと、そんなのお構いなしにビジネスで稼いだお金で思いっきりドライブを楽しんでそうなキレイ姿に「これか」と、ひとりで納得した。

というわけで俺の中でドラーが乗っているスポーツカーはメルセデスAMG GT3だということになった。プラモがあるのは知っていたけど作ったことはなかった。そういう存在だったが好きなキャラクターが乗っていそうというイメージが実物が補強してくれ、購入に至った。箱を開けてみればさっぱりしたグレーのボディが思ったよりもずっとかっこいい。スプレーで塗装しようと思ったのに、やめることにした。
それにグレー、シルバー、ブラックの三色がクールだ。これに加えてメッキパーツとクリアパーツもついている。作り出してみるとパーツそれぞれが大きく、強度を持った状態でどんどん形になるのが楽しい。足回りが一気に出来上がったので、完成まではあっという間な気がする。