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時を経てもカッコいい「街ナカの普通」を楽しめる贅沢/フジミのホンダ トゥデイ。

 「ニュー・スモール『トゥデイ』「21世紀のハンサムです」。グッとくる、なんとも昭和が薫るようなキャッチコピーが素敵な名車、HONDA トゥデイ。

 僕はいま、街中を走る「二桁ナンバー」を追いかけている人のInstagramアカウントに夢中。そこにはひと昔前のかっこいい車が、しかも大事に今も乗られている姿でアップされています。そんな中にすごく素敵なトゥデイがあったので、プラモが作りたくなったのです。そこで、今回「フジミ 1/24 インチアップシリーズNo.12 ホンダ トゥデイ」のプラモをゲットしたのでした。

▲今見ても本当に素敵なボディ。一体成型でコロンと入っています。かわいいですね

 フジミのトゥデイは、アニメ『逮捕しちゃうぞ』のパトカーとして発売されているアイテムとして知っている人も多いかもしれません。僕が買ったキットは、1985年に登場した初代トゥデイのGタイプをモデル化したものです。でも、キットにはトゥデイだけでなく嬉しい隠れバイク模型も付属してきます。

▲モトコンポ! 軽自動車との相性抜群のパートナーです

 本体2パーツとハンドルともう一つ小さなパーツの合計4パーツで完成する「モトコンポ」がセットされます。車に積むも良し、隣に並べるも良しな遊びが可能です。

 モトコンポ同様トゥデイもパーツ数を抑えたプラモになっていて、組むだけなら1時間で形になります。ボディやインテリア、足回りの一部は白成型で、シャシーの多くは黒成型となっています。組むだけならホワイトカラーのトゥデイになります。

▲シャシーの裏の細かなパーツは最初から彫刻されています。キットにはエンジンパーツなどもありません
▲ホイールはメッキパーツ、ライトやガラス部分はクリアーパーツとなっています
▲4パーツで完成するモトコンポ。ころんとしていてとってもかわいいです。こういうアクセサリーって嬉しいですね

 塗装もチャレンジしやすいこのキット、僕は缶スプレーと筆塗りで仕上げました。一体成型のボディはスジ彫りが深いのでマスキングもしやすく、短時間で塗り分けられます。インテリアのパーツは白成型なので、お好きな色をスプレーしちゃいましょう。僕は内装はMSグリーンと黒を使用して塗りました。缶スプレーでバンバン塗っていけるおおらかなパーツ分割なのが嬉しいです。

▲モトコンポはシタデルカラーの筆塗りで仕上げようかな〜と思っています。黄色とかにしたらオレンジの相棒として良さそうですね

 僕が子供の頃に街で見かけていた普通のデザイン。それを今見て「素敵」だと思えるってことは、この車は僕にとってかっこいいものなのでしょう。普通乗用車のプラモに心が惹かれる理由は、まさにそれなのです。普通の景色、ちょっと昔に憧れた景色の中から、自分がいいなと思ったものをチョイスできる……これってプラモならではの最高の贅沢ですよね。

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フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)

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