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3時間で鋼鉄の壁が爆誕するプラモデル!! 「タミヤ 1/48 ヤークトタイガー初期生産型」

▲1/48スケールでもこの迫力。鋼鉄の壁をコレクションサイズで楽しもうぜ!

 ヤークトタイガー。それは第二次世界大戦に登場したドイツ軍の鋼鉄の壁です。大型の固定戦闘室前面の装甲厚は250mm!!! 側面でも80mmというまじで鉄の壁とも言えるものが、およそ80年前にヨーロッパで動き戦闘していたのです。ドイツ軍車両の中でも圧巻の迫力とかっこよさを、タミヤの1/48ミリタリーミニチュアなら3時間ほどで堪能できます。コレクションサイズの1/48スケールでも片手からはみ出るすごいボリュームになっていますよ。

▲前面装甲から大型の固定戦闘室までのシルエットがイッパツでわかるこのパーツ。大トロの中の大トロです。ランナーの中で既に迫力が大暴走しています

 ヤークトタイガーは、超強力な戦車「キングタイガー」のコンポーネントを流用しながら新設計された重駆逐戦車です。主砲は当時試作中だった超重戦車マウスのものを流用。55口径12.8cm砲は、大戦中に量産された戦闘車両の搭載砲としては最強でした。その威力は3000mの遠距離からでもシャーマン戦車を易々と撃破できるほどです。

▲足回りのパーツ数が多いですが、そこさえ組んでしまえば、すごいスピードで完成していきます
▲アニキは2体付属。小さくても各部の造形はしっかりとしています

 部分連分割履帯、大量の転輪……と、重量感MAXな足回りを作っていきます。完成すると「1/48スケールの戦車でこの迫力はやばいぜ……」ってちょっと圧倒されます。またシャーシ内部には錘をセットできて、見た目の迫力だけでなく、手にした時のずっしり感というもの味わえます。

▲この履帯のシャープさが、より足回りのかっこよさを際立たせます
▲とってもでかい&長い主砲は、戦闘室内部の大きな接着面でガッチリと固定されます
▲シャーシ、車体、主砲という主な要素が揃ったお姿。もうこれだけですごい迫力

 ひとつひとつのパーツが大きくて、より「戦車は鉄の塊なんだ」ってことを組みながら体感させてくれます。そしてこの迫力、異様さってものこそが「第二次世界大戦のクライマックスバトル」なんだと思わせてくれます。ガンダムの一年戦争でいえば、ソロモン、そしてア・バオア・クーの香りがしてくるのです。

▲主砲は上下左右にグリングリン動く! 見かけによらず柔軟です
▲現代戦車の代表、エイブラムスと比較してもこの通り。マジでモンスター級の大きさです

 これだけでデカくて迫力のある戦車を、テンポ良く組めてバキバキのかっこいい塊ができる。そんなプラモ世界中でも「タミヤ 1/48 ミリタリーミニチュア」にしか存在しません。買って、組んで絶対に後悔させません。この車両が持つ迫力とかっこよさ、タミヤ 1/48 ミリタリーミニチュアの組み立てる楽しさを思う存分堪能できるスーパーキットなので、ぜひこの夏作ってください。

フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)

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