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どこから見ても大迫力な傑作駆逐戦車の魅力を手のひらサイズに凝縮!「タミヤ 1/48 ミリタリーミニチュアシリーズ ドイツ陸軍 駆逐戦車 ヤークトパンサー 後期型」レビュー

 第二次世界大戦においてドイツ軍は「走る壁」とも言える戦車を送り出しています。それが今回ご紹介するヤークトパンターです。他にもヤークトティーガーなどが「走る壁」の代表として挙げられます。

 そんな大迫力戦車を、タミヤ 1/48 ミリタリーミニチュア シリーズなら気軽に楽しめます。完成してもiPhone15 Proほどのサイズです。コンパクトなサイズながらも、まさにそそり立つ壁のような圧倒的存在感を充分に楽しめます。

 このパーツだけで最高です。ヤークトパンターの装甲圧は前面装甲厚80mm、側面装甲厚50mmと標準的でしたが、大きく傾斜させた避弾経始(戦車などの装甲を傾斜させる事により、徹甲弾などの対戦車砲弾の運動エネルギーを分散させ、逸らして弾く(跳弾させる)という概念)によって防御力を高めていました。その特徴がこの1パーツだけで味わえます。公園にあったら、子供たちがこの傾斜を駆け上りたくなること間違いなし!

 そして「ヤークト〇〇」と言う車両にはハイパーウェポンも装備されています。ヤークトパンターには当時最強と言われた71口径8.8cm砲 Pak43/3が装備されていました。1000m離れた場所からも強力な装甲を持つ車両を仕留められるその力は、アメリカやソ連などの連合軍から恐れられていました。その砲を守る防楯の迫力も、ヤークトパンターの魅力。キットのパーツは、ゴツゴツとした鋳造肌が美しく成型されています。

 本キットは車体はシンプルですが、足回りは結構なボリュームがあります。転輪の枚数も多く、さらに履帯はプラ製の部分分割履帯……つまり、ひとつひとつの”履板”と呼ばれるコマが部分的に合体したパーツになっていて、手早く自然な弛みを再現できるパーツ分割になっています。また転輪はダイキャストシャーシに接着することになるので、プラ用接着剤ではなく瞬間接着剤を準備してください。

 車体裏部分に貼るスペーサーパーツには、前後がわかりやすいマークが彫刻されています。この他にも軸の形状などを工夫して前後や左右を分かりやすくする配慮が各所にあるので、組み立てはスムーズに行えます。

 のっぺりした壁のような車両ですが、車外装備品を取り付けていくと、一気に戦車らしくなっていきます。情報量も増して勇ましくなっていくので、壁にどんどんパーツを貼っていきたくなります。細かいパーツもないので、接着も簡単です。

 およそ2時間で完成!! パンサー戦車の派生型として登場し、火力、防御力、機動性をバランス良く備えた本車両は紛うことなき傑作車両として戦車史にその名を刻んでいます。重量感ある足回りと壁のような装甲……そこから伸びる強力な大砲と、強さのシルエットをバキバキに味わえますので超オススメですよ!

フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。

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