戦車模型のかっこよさは「王」が教えてくれる! タミヤ 1/48 キングタイガーに謁見だ!!

▲キングの名は伊達じゃないぜ!

 手のひらサイズのタミヤ 1/48 ミリタリーミニチュアシリーズですが、この車両は手のひらからこぼれ落ちる! それがドイツ軍の最強戦車「キングタイガー」です。名前もデザインも本当にすごい、戦車の歴史に輝く1輌です。

▲私がイギリスのボービントンにあるザ・タンクミュージアムを訪れた時、企画展としてドイツ軍の猛獣だけが集められた「ザ・タイガーコレクション」が開催されていました。その中でもセンターをとったのはこのキングタイガーでした
▲ティーガーIと同じ88mm砲ですが、71口径に強化され迫力抜群。車体前面150mm、側面で80mmという分厚い傾斜装甲が特徴です

 ボービントンでもその空間を支配してしまう迫力を持っていた「キングタイガー」。これと戦場で対面したらと考えただけでゾッとしたもんです。1/48スケールのキットでも迫力は満点です。タミヤの戦車模型シリーズのもう一つ、1/35スケール タミヤミリタリーミニチュアシリーズの解像度に迫るほどのパーツの細分化で、解像度もすごいです。

▲ランナー数はシリーズの中でもトップクラス
▲ダイキャストシャーシでキングタイガーの超重量をズッシリと表現しています
▲鋼製転輪とごっつい履帯で構成されたキングタイガーの足回り。第二次世界大戦の数ある戦車の中でも一番かっこいいと僕は思います
▲牽引ロープのパーツは1パーツ成型。1/35スケールも同じ構成で、これを1/48スケールでも実現しています
▲機銃や車外装備品(OVM)などは別パーツで構成。めちゃくちゃシャキッとしているので、模型のアクセントになります
▲車体パーツはドカンと1パーツ!
▲砲塔表面はうっすら梨地に。圧延装甲の表面を繊細なディテールで表現しています
▲車体後部のカバーは1/35スケールのキットではメッシュで表現していました。1/48スケールはとっても細かい彫刻で表現。すごいモールドです
▲デカール中央の第505重戦車大隊のマークはかっこいいので、これを使わない車両を作って余ったらとっておきましょう!キャラクターモデルとかにさりげなく貼ってもかっこいいのだ!
▲転輪が多いのですが、ここをクリアすれば完成まですごいスピードで行けます。ご覧の通り手のひらには納まりません

 キングタイガーにはひとつ弱点がありました。砲塔の後部に22発の砲弾を収納していたのです。そのためここに被弾すると大惨事! それを防いだのが上の写真の予備履帯なんです。履帯は手軽な増加装甲としてよく使用されます。キングタイガーの砲塔に装備された予備履帯はアクセサリーとしてもカッコよくて最高です。1/35のキットではフックを何個も接着してそこに履帯をひっかけるというなかなかにめんどい組み立てだったんですが、1/48はフックに引っかかっているような履帯が1パーツで成型されており、それを砲塔に貼るだけ! 小スケールならではの組み立てのメリハリがきちんとキングタイガーのキットにも取り入れられています。

▲約2時間で完成!

 でかい車体にでかい砲塔。他国の大戦末期の戦車のようなアンバランス感ではなく、このキングタイガーのスタイルは本当に均整が取れており美しさと力強さを兼ね備えていると思います。

▲手前からドイツのティーガーI、ソビエトのJS-2という超強力戦車を凌駕するボリューム。これがキングタイガーです
▲連合軍を代表するシャーマン戦車の中でも最強車両のひとつファイアフライ。キングタイガーやティーガーIを強力な17ポンド砲で苦しめます。ライバル車両の一つとして一緒にコレクションしましょう!
▲王は背中も威厳があるのです

 生産数は440輌あまりとけして多くはありません。それでも連合軍を震え上がらせたキングタイガー。その恐ろしさはプラモを組むとさらに理解できると思います。同時期の車両には見られない存在感。この戦車を作ってしまったら、ドイツ軍の戦車はなんてかっこいいんだ! と王の前にひれ伏すと思います。最強の戦車の威厳をぜひ1/48 ミリタリーミニチュアシリーズで体感してみてください。それでは!

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フミテシ

1983年生まれ。月刊ホビージャパンで12年間雑誌編集&広告営業として勤務。ホビージャパンで様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。「ホビージャパンnext」、「ホビージャパンエクストラ」、「ミリタリーモデリングマニュアル」、「製作の教科書シリーズ」などを企画・編集。