

昨年の暮れに友人たちと「プラモデルのランナーにメッキ(アルミ蒸着)をかけてくれる業者がある」という話になりました。個人で、好きな枚数を発注できるのです。友達とメッキをかけたいランナーを持ち寄って、業者に発送しました。数週間後、戻ってきたランナーをみてビックリ。全部ピカピカなんです!なぜならメッキをかけたからね!!
そこで私たちは思い出すのです。そう、子供の頃プラモデルのメッキランナーといえばショートケーキのイチゴであり、「これをいつかこのプラモデルで使うんだな」というご褒美パーツそのものでした。それが今業者さんの力により、普通だったパーツがシンデレラのように生まれ変わり、目の前に現れたのです。いい大人たちが大はしゃぎです。


さっそく組んでみます。ヤスリがけもしないですし、接着もしません。ガシガシストレートにプラモデルを組んでいく。シールも貼っちゃう。そしてメッキパーツを組み込んでいくとどうでしょう。これがラグジュアリーか、と声が出ます(実際嗚咽しました)。色を塗らずに普通に組み上げたときよりも明らかに「良い」。もちろん切ったり盛ったり塗ったりしてません。なんでだろうかめちゃくちゃ考えたんですが、これアレなんです。「DX 版」のおもちゃなんです。
プラモデルのパーツにメッキをかけるとラグジュアリーに感じるのは、昔欲しくても買えなかった豪華版のおもちゃのような感じが醸し出されるからなんです。プラとシールで色分けされたボディ、所々にあるメッキパーツ、全身フル可動。これはもう完全にDXアイテム!ゲート跡も合わせ目も、肉抜き穴も全て「完成品トイの味」に早変わり。世界に一つだけの「私だけのDX」。テンションは爆上がりです。

おもちゃっぽさを消すのではなく、あえておもちゃっぽさをブーストすることによって、あの頃欲しくても手が出なかったアイテムに変貌するわけです。これは楽しい。全身を塗ったプラモデルは動かすと塗装が禿げてしまいますし、切ったり盛ったりした所も剥がれてしまったりするリスクがあります。しかしこれはガシガシ遊べる!変形もし放題!
もちろん部分メッキじゃなくて、フルメッキも良いでしょう。ほら、あったじゃないですか。プラモデルキャンペーンで特賞がフルメッキのプラモデルが。欲しくても当たらなかったあのアイテムが机の上に爆誕します。しかも気楽に組めちゃう!組んで飾れば「こんな特賞あったっけ?」と有り得ないニセの記憶が今蘇る!懐かしい作品がプラモデル化される昨今あの頃子供だった人には、たまらないアイテムになるわけですね。
ちなみに……メッキの上から水性アクリルカラーで色をたすことも可能です。つまりマジックリンで拭き取りも出来ちゃう。無限の楽しみが今ここに!