海洋堂から1/35スケールで「研究員とティラノサウルスセット」というプラモが発売されます。おすわりポーズのティラノサウルス成体と、立ったポーズの幼体が2匹。そして現代の人間(=研究員)のフィギュアが5体。わたしたちが「恐竜と人間が同じ空間にいる」という状況も納得できてしまうのは、映画のおかげかもしれません。
さて、そのなかから立ちポーズの幼体だけが静岡ホビーショーで無料配布されるということなのでnippperにもサンプルをひとつもらいました。プラスチックは赤茶色。恐竜には毛が生えていたんだぜ〜(しかもティラノサウルスの幼体は全身モフモフだったのがほぼ確定らしいぜ〜)という最近の学説を下敷きに、おそらく世界初なんじゃないかと思われる「全身に毛が生えた恐竜のプラモデル」が爆誕です。
総パーツ数は土台込みで9個だから、ちょんちょん切って接着剤で貼っていけばすぐにカタチになります。完成時全長は10cm程度ですが、松村しのぶ氏(諸君がチョコエッグで散々見たあの造形の多くを手掛けた動物激ウマ原型師です)による精緻で躍動感溢れる彫刻がいいっすね。
とくに変わった分割をやっているわけではありませんが、無可動/ナマモノ/要接着のプラモが着々と牙城を築き上げている昨今のプラモシーンにこうして恐竜が新規造形で現れてくれたのは最高。同社の動物園シリーズとスケールも揃ってますし、タミヤの恐竜はもちろん、戦車と並べても楽しいはずです。
塗装しなくても楽しいけど塗装するともっと楽しいのがプラモ。しかしティラノサウルスの色なんて絶対に誰もわからん。ということで昔ながらの「茶色い系塗装例」と最近の学説を下敷きにイマジネーションを膨らませてた「鳥っぽい塗装例」が用意されています。まあもっとポップに塗ってもいいし好きなロボの色とかにしてもいいんだぜ。
7月まで待っていれば成体も含めたフルキットが手に入りますが、静岡ホビーショーでは無料配布があるっちゅうことなので、入手方法は下のツイートを参照してください。ということで、そんじゃまた。