

タミヤのプラモデルの塗装図には、模型塗装の世界がさらに楽しくなる「小窓」があります。「さぁプラモを塗るぞ!」と塗装図と睨めっこする前に、ぜひその小窓を覗きに行ってください。

塗装後の近くに「PAINTING」というコラムが、ほとんどのプラモに記載されています。タミヤのプラモデルには、実車・実機のバックグランドを知ることができる詳細な解説が掲載されているのですが(その解説のおかげで、デザインに一目惚れしたモチーフともすぐに仲良くなれます)、形や戦歴だけでなく色の物語もここでカバーされているのです。コンパクトにまとめられたテキストで、すぐに読めるのも嬉しいです。こちらの「ドイツ軍 軽戦車 38(t)」のプラモデルには、ジャーマングレイの物語が記載されています。ロシアの平原では目立ってしまった……確かに平原にあのような黒っぽい塊がいたら目立ちますね。そのためにどんな対処をしたのかまでわかります。

「タイガーI 中期生産型」のプラモには、ドイツ軍のメジャー塗装である「3色迷彩」の物語が記載されています。ダークイエローは工場で塗装し、車両を受け取った各部隊でレッドブラウン、ダークグリーンの迷彩が加えられたそうです。後から塗られた2色をどう塗るか……想像力が湧きます。また現地で応急的に施された「冬季迷彩」に関しての記述もあり、ますますどのように塗っていこうかとワクワクな妄想が止まらなくなります。

本当に小さなコラムなのですが、そのモチーフに塗られた色のストーリーを知ることで、戦いやレース、日常生活において色が果たす大事さにちょっとだけ触れられます。そこで得た知識は、あなたの目の前にある模型を塗る時に絶対に役に立ってくれます。塗装図にその色が指定されているから塗るというだけでなく、なぜこの色なのか? って知るとプラモデルの塗装の世界はもっともっと楽しくなります。ぜひタミヤのプラモデルを買ったら、塗装図近くにある小窓を覗いてくださいね。それでは〜。