みんなで作る模型サイト nippperはあなたの投稿をお待ちしています!
詳しくはコチラ!

花金だ!仕事帰りに買うプラモ。ちっちゃいのに超作りやすいタミヤ新作戦車模型!「1/48 アメリカ M8 自走榴弾砲」

▲塗料ビンを置くとコンパクトさが際立ちますね!! 週末モデリングに最高の戦車模型がやってきた!!

 週末の模型ライフが楽しくなっちゃうプラモを、フミテシの独断と偏見でお届けする「花金プラモ」。今週は花金プラモの常連であるタミヤ 1/48 ミリタリーミニチュアシリーズの完全新作「アメリカ M8 自走榴弾砲」をご紹介します。

 上の写真からもわかるように、とってもコンパクトなモデルです。最新キットだけに、緻密なディテールやパーツ表面の細かい鋳造表現がキレキレ。コンパクトなサイズにこれだけ緻密なディテールが入っているので凝縮感が半端なく、僕が尊敬する西川貴教アニキのようなイケてるボディプラモに仕上がっています。

▲直線的な車体に、丸みのある防楯のアンバランスさがいいですよね〜。かっこいいです
▲車体と砲塔のパーツはすごくコンパクト!! 足回りもサスペンション部分が優秀でパーツ数を抑えた構成となっています
▲プラ製の部分分割履帯。ここだけはパーツが細かいので頑張ろう!

 M8自走榴弾砲は、アメリカ軍のM3スチュアートをアップデートしたM5軽戦車というとても小さな戦車をベースに開発されました。小回りの効く戦車をベースに、通常の榴弾のほか対戦車榴弾や発煙弾も発射できる75mm榴弾砲M3を搭載したことで、敵陣地や防御拠点への攻撃に活躍します。

▲こちらはM3スチュアートの記事です

 キットのパーツを見ると、車体と砲塔部分は本当にパーツ数が抑えられており、組みやすそうな雰囲気。足回りは履帯パーツが細かいな〜という印象です。各部見ていきましょう。

▲1/48シリーズの嬉しい箇所がここ! シリーズを通してサスペンションの一体化が本当に上手。このM8もすでに車体と一体になって成型されています
▲細かな転輪がズレなく組めるように、ホイール部分に小さな突起が3箇所もあります。これでズレやがたつきを無くします
▲履帯組み立ての1番手に貼るパーツ。このパーツの裏には先ほど突起がはまる溝が彫られています。これで貼る位置がしっかり決まるので、綺麗に履帯を組めます!
▲リアパネルが素敵! ハンマーや斧が既に彫刻で表現されています! 立体感も抜群です
▲1/35スケールのM18ヘルキャットにセットされたアニキをベースに開発されたであろうフィギュアが入ります。汎用性が高いのでさまざまな米軍車両の隣に置けます
▲砲塔は天井が無いオープントップ。そのため砲塔内の密度感も重要になってきます。M8もその点は抜かりなく、キットは照準器や主砲装填部などを楽しめる仕様です
▲フミテシは2時間で完成させました! 角がピンと立った車体の綺麗さが最新キットだな〜と思わせてくれます。素晴らしい!! 砲塔に配置されたM2機関銃のパーツ精度も最高です

 こうやって1/48MMでも主力戦車の脇を固める車両がどんどん発売してくれると、さらに情景作りやコレクションが盛り上がりますね! これだけ小さな車両を少ないパーツ数、キレのあるモールドで立体化できると僕たちに見せてくれたタミヤの今後のラインナップに期待を膨らませながら、今夜は乾杯! と行きたいと思います。それではみんなさんもぜひタミヤの新作「1/48 アメリカ M8 自走榴弾砲」を作ってください!!

フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)

関連記事