完全に一目惚れでした。オート三輪のようなかわいい車にフレッシュな野菜が描かれたパッケージ。ウクライナのメーカー・ミニアートによる「1/35 Tempo A400 リーファーワーゲン 野菜配達バン」です。
ミニアートは1/35スケールで戦闘車両だけでなく、一般の車も販売しています。このテンポ A400もその中のひとつ。この車は、第二次大戦直前、ドイツ国内の自動車とオートバイの生産標準化を進める「シェル計画」に基づきテンポ社が開発したもの。1938年に発売した三輪自動車E400をベースに、屋根付きの荷台の後方にドアの付いたライトバンタイプがA400。使いやすい小型商用車としてヒットし、戦後も広く使われました。このデザインなら、多くの人の心を惹きつけるのもわかります。
ミニアートのプラモは全体的にパーツが多め。かなり細分化してきます。テンポも1/35の小さな車の割にはかなり多めなパーツ数。しかし「ミニアートの中ではまだまだいけるぞ!」と思わせてくれるボリュームだと僕は感じました(戦車とかマジでアニキな時ありますよ)。そしてこのメーカーのパーツは、海外メーカーの中でもかなりシャキシャキなので、ぜひ一度作って欲しいです。テンポはミニアートはじめにもとっても良いキットだと思います。
車と共に楽しくなっちゃう要素が「野菜」。野菜や果物は別キットで単品商品にもなっています。そこからパーツをコンバートして、テンポと組み合わせているんですね。ミニアートは様々な小物を世に送り出しており、そのセンスと造形は世界一だと思います。ミニアートのアクセサリーのかっこよさ、楽しさもこのテンポを買うだけで一緒にやってきます。最高じゃないですか。
プラパーツの厚さでは精密度が出せないとミニアートが思っている箇所は金属製のエッチングパーツが採用されています。このようなパーツは、瞬間接着剤を使用して接着します。
戦車模型の1/35スケールの中にいる普通の車を楽しむならミニアートを覗いてみてください。素敵な車がたくさんいます。そして1/35スケールは、模型世界の中でも様々な模型と出会える縮尺の世界を構築しています。あなたがテンポを組めば、様々な模型に野菜を届けられます! ぜひかわいい車で模型の世界を旅してください!