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オート三輪でもトゥクトゥクでもない、欧州風味溢れる三輪バンをプラモで楽しむ!「ミニアート Tempo A400三輪バン」

ミニアート(Miniart)
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 赤十字の旗も眩しいパッケージ。以前も取り上げた事があるウクライナの模型メーカー、ミニアート。インテリアが再現された戦車とか極限まで分割されたトラックとかのプラモが印象的なメーカーですが、そんなミニアートでも現在順調にバリエーション展開を広げているのが、この「Tempo A400三輪バン」。以前フミテシさんが紹介していた野菜運搬車と同車種ながらこちらはシリーズ的にミリタリーシリーズ扱いなのです。

 箱を開けてみると「これはいけるな!」と感じるパーツ数。エンジンフードの一体成型もナイスです。ミニアートのTempoシリーズは、このバンタイプ以外にもベーシックなトラックタイプからパネルバンタイプ、ドイツ軍にも使われていたタイプなど選びたい放題。キットによってはフィギュアがセットされていたり、工具や食材が付属していたりとバリエーション豊かな展開となっております。

 ミニアート名物の極細パーツや、綺麗な彫刻も健在。ホイールの「Tempo」のロゴ彫刻はとっても綺麗です。1930年代~50年代の日本や欧州で人気のあったオート三輪(極めて日本的な呼称だけど)は小型で小回りが利き、狭く入り組んだ街並みをブイブイ言わせていた車種。このTempoシリーズは前輪一輪が駆動輪となっているのが特徴であり、「バイク+荷車」から発展した日本のオート三輪とは大きく異なる機構が印象的。

 組み立てはさきほど触れたようにめっちゃ細かいパーツなどもあるんですが、よく切れるニッパーで慎重に切り出せばパーツの破損もなく組めました。むしろエンジンなんかは見慣れない形状とマウント方法で、どこをどう組んでいるのか、どこが正面を向くのかとか試行錯誤する感じが楽しかった!

 エンジンフードやドア類は開閉選択式なので、全部開けても絵的に面白いし閉じちゃってもスマートなTempoA400を味わう事が出来るので悩んじゃうところ。このキットは比較的ベーシックな仕様だから荷物も入ってないので、自分でいろいろ用意して詰め込んでも面白そう!

 そんな感じで比較的サクサクと組む事が出来るので、塗装をどうしようか悩んじゃうところ。説明書の塗装&デカール指示をよく見てみると……光沢のあるボディの塗装図になんと風景が映り込んで描かれている……! これはとっても面白そうな塗装表現だし、見た人に周囲の景色をイメージさせますね。

 またTempoは、第二次大戦時のドイツ警察車輛や赤十字仕様、ドイツ帝国鉄道など民間と軍の真ん中みたいな仕様が多いのも特徴なので、本当に仕上げ方の幅が無限大。とっても悩んじゃうところですね! 作りながら「どんな仕様にしてみようかな〜」なんて、ワクワクしながら作れるプラモデルです。ぜひ楽しんでください!

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内藤あんものプロフィール

内藤あんも

1977年生まれ。戦車道とスピットファイア道を行き来する模型戦士。生まれ育ちは美濃の国、今はナニワ帝国の片隅でプラモデルを作る日々でございます。

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