週末のプラモ生活が楽しくなっちゃう模型を、フミテシの独断と偏見でご紹介する「花金プラモ」。さぁ、2023年の花金も開幕であります!! 今年も毎週金曜日、オイラの独断と偏見にお付き合いくださいませ。新年1発目は「タミヤ 1/35スケール ミリタリーミニチュア ドイツ自走榴弾砲 ヴェスペ“イタリア戦線”」です。こちらのキットは戦車模型のプラモ初めにはベストとも言えるスーパーキット!!
「コンパクト、目も喜ぶ凝縮されたディテール&メカ、アニキ」という戦車模型界の“一鷹二富士三茄子”な初夢セットでございます。さぁ、新年1発はこのキットでいい夢見ろよ!! あばよ!!!
このタミヤのヴェスペは1996年にNo.200という記念すべきアイテムとして発売された模型です。そのキットをベースに、新規パーツをモリモリでパワーアップしてイタリア戦線に行っちゃったのが、今回ご紹介する「No.358 ドイツ自走榴弾砲 ヴェスペ“イタリア戦線”」なのです。
ヴェスペという車両は、ドイツ軍のII号戦車をベースに開発された自走砲なのでとってもコンパクト。1/35スケールでも手のひらに乗ってしまうくらいなので、完成後も机の上にちょこんとおけます。ヴェスペのかっこいいところが、小さな車体にもかかわらず迫力ある「10.5cm榴弾砲」を搭載していること。このギャップが、組み上がった時に痺れるんですね〜〜。
10.5cm榴弾砲はディテール、可動ギミック共に最高です。27年前のプラモですが、めちゃくちゃ輝きを放ってますね。
これだけ戦闘室がみっちみちのディテールになっているのに、そこにまだこのキットは盛ります。そう、アニキたちです。現在のタミヤのスタンダードになっている、実際の人や物を3Dスキャンしたデータを活用して生み出されたアニキたちが4人も押し寄せてきます。戦闘室だけでディテールが大渋滞!!!
コンパクトな中に凝縮されたディテール、迫力とイカしたメカがごちゃごちゃしている10.5cm榴弾砲、かっこいいアニキ。このヤバさをひと箱で味わえる戦車模型。まさに新年1発目の花金プラモに相応しい、最高のキットです。ぜひ「タミヤ ミリタリーミニチュア ドイツ自走榴弾砲 ヴェスペ“イタリア戦線”」で戦車模型の楽しさを体感してください!! それでは、今年もよろしくお願いします!!
1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)