
フミテシが独断と偏見で今週の週末が楽しくなるプラモをオススメする「花金プラモ」。今回はちょっと歯応えがあるキットをプレゼンするぞ!タミヤの戦車模型「1/35スケール ミリタリーミニチュア」の最新作として発売中の「ドイツ 対戦車自走砲 マーダーI」だ!!!マーダーシリーズはドイツ軍が鹵獲した兵器や、旧式化した兵器を再利用して戦場へとコンバートしたまさにカスタムプラモみたいな車両です。だから形も攻めまくりで面白い!タミヤからはマーダーI〜III、改良型のIIIMとファミリーが勢揃いしています。




どれも魅力的なファミリ〜。その元祖が遂にタミヤMMに登場となりました!もうこのキット、最近のMMシリーズの特徴を小さい車体にぎゅうぎゅうにつめこんだプラモで、今のタミヤMMの中身を知るのにもうって付けのキットでございます。最近のMMの傾向を僕なりにまとめてみると……
1/パーツの細分化による解像度アップ。パーツ数もボリュームアップ
2/左右のパーツの嵌め合わせなど間違えないように軸の形を変えたり、接着面を大きくすることで、細分化したパーツも組みやすくしている
3/素晴らしい造形のフィギュアが付属。単品売りではなく車両と一緒に入っているフィギュアは汎用性よりもドラマ性が生まれるフィギュアが多いのが特徴














そしてマーダーIのもうひとつの主役がフィギュア。今回のフィギュア、トリッキーな分割は無く、非常にシンプルな構成。個人的には捻りのきいたポーズが好きです。車外に立つアニキが最近のMMフィギュアの中でも服装のバランスが超好みで、このフィギュアのためにマーダーIを買っても良いくらいです。




このアニキたちを置くと制空権を失って上空を警戒しているシーンのようなものが生み出せるそうです。フィギュアが車両をひとつの物語へと誘導します。それがタミヤMMのフィギュアです。塗らなくても、組んで脇に添えておくだけでそこにはドラマが生まれます。

記事を読んで、店頭でぜひこのマーダーI の箱を持ってください。コンパクトなのに「重ッ!」ってなると思います。それだけ中身はパンパンです。完成すると全長14.6cmの小さな車両にランナー5枚を使用した精密キットで、さらにカラー塗装図&車両解説もバッチリ付属。令和のミリタリーミニチュアのスタンダードとなる要素が全て詰まっています。ぜひこの週末「タミヤ 1/35 マーダーI」を組んで、タミヤMMの今に触れてください!今週はマーダーI で乾杯!!