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カメさんチームにとっては2023年こそ「10周年」!! ガルパン10周年の大晦日は新たなガルパンシーズンの開幕前夜です!!


 「ガルパン10周年」にかけるけんたろうの執念!! ガルパン10周年キットを10周年に間に合わせるリアルタイムアタック。これまでにIV号戦車、III号突撃砲、M3リーとバシバシ作ってきました。そして最終追い込んできたのが、「カメさんチームのヘッツァー」です!! 本当にありがとうガルパン!! これからもよろしくガルパン。さぁガルパン10周年の大晦日だぜ!!

▲箔押しパッケージもおなじみですね。箔押しの文字、それぞれ語尾が違うの、気づきましたか?
▲成型色がダークイエローなので、組んだだけで劇中の雰囲気を楽しめます

 スタートと同時に、ヘッツァーで使うパーツを確認していきます。劇中車は、実機の後期型にあたるパネルと中期に使用されたマフラーなどが使われているちょっとしたキメラ状態。ありがたいことにこのキットにはそれぞれ用意されています。

▲10周年キットお約束のデカールと10周年エッチングプレート、ヨシ!
▲うわ〜〜、シンプルで可愛い〜〜

 ヘッツァーは実機が生産性を志向していただけあって、プラモデルでもシンプルで作りやすいことが多いです。バシバシ貼ったら、足周りが接地するように調整します。

▲このキット、履帯を一枚一枚貼るタイプです。こういう時は速乾タイプではなく通常の流し込み接着剤がとっても役に立ちます

 今回のキットにはベルト式の履帯はなく、一枚一枚板を貼り合わせていく方式のプラ製履帯になります。こういう時はタミヤセメント流し込みを使用します。木の棒に両面テープで履帯を貼り付けて、一気に接着剤を流し込んでいいく方式です。

▲板と板の間に流し込み接着剤をジャンジャン流していきます!

 接着剤を流し込んだら、40分待たなければいけないのがこのチャートの大変なところですが、待っている間に反対側の履帯を並べて行けばロスはありません。

▲ある程度接着剤が乾いてきたら、両面テープから履帯を剥がしていきます。そうするとクル〜っと回せます。速乾タイプだとすぐにくっ付いてしまい、直線の板が完成してしまうので気をつけてください
▲あとはこれを足回りにグルンと巻き付けるだけ! これでかっこいいプラ製のシャープな履帯が完成します

 この履帯を固めていく方式は、自然なたるみを演出しやすいところがメリットです。流行の速い流し込みタイプでは接着までの時間が早すぎて、履帯の動きをコントロールできません。

▲脚周りをクリアするとあっという間に車両が完成しますよ!!
▲車体は大きな1パーツなので、これを被せれば大体形ができてしまいます!
▲とってもシンプルなカラーリングなので、戦車模型の初めての塗装チャレンジにもピッタリ!!

 シンプルなデザイン&カラーリングのヘッツァーは戦車模型の塗装初チャレンジにももってこい!! 面が多くてシンプルなので、グラデーション塗装に挑戦するのにも良い戦車です。私は組み立てに1日(足回りの乾燥時間をしっかりと取りました)、塗装で1日といった感じで、軽やかに進めることができました。ヘッツァーは組みやすくて本当に良いキットです!!

 ガルパン10周年キットを作っていると、もう10周年なのかというリアクションをよく見るのですが、ガルパンは息の長いコンテンツで、それこそ最初のテレビアニメ10話とキットは2012年に発売されましたが、このヘッツァーが活躍したのは2013年の3月の11話と12話を待たなければいけませんでした。これは掲載が2023年になることの予防線じゃあないですよ!! ヘッツァー仕様にとっては2013年がまさに10周年。10周年の新たなる開幕を切る車両なのです。

 またガルパンにファンが増えたのは、2015年の劇場版の影響も多いにあると考えています。それこそいろいろなコンテンツでファンになった人がいるわけで、ファンのかたそれぞれにマイルストーンがあります。公式の記念日も大事ですが、みなさまそれぞれの記念日を祝うのも大事かなと思います。自分の思い入れのままに、ガルパンキットを楽しめば、それもまたいい記念日になることでしょう……! 2023年もみんなでガルパン戦車を楽しんでいきましょうね。

けんたろうのプロフィール

けんたろう

各模型誌で笑顔を振りまくフォトジェニックライター。どんな模型もするする食べちゃうやんちゃなお兄さんで、工具&マテリアルにも詳しい。コメダ珈琲が大好き。

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