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「戦車プラモイチド派手なカラーリング」を10年ぶりに堪能する!/ガールズ&パンツァー劇場版 III号突撃砲F型 カバさんチーム 10周年をお祝いするぜよ! 

▲10年前、スタジオで撮った記念写真。あの頃の気持ちと何にも変わってない!! 『ガルパン』が大好きだ!!

 祝、ガルパン10周年! 何度も言いますが、2012年の10月にガールズ&パンツァーが放映されてから、10年が経ちました。おめでとうございます。今回は10年前に作った模型を思い出しながら、あらためて10周年キットを作っていきます。そう、おじさんの思い出話だ!!! プラモ趣味はプラモがあればいつだって思い出い帰ることができるタイムマシンなんだ!! さぁ、作っていきますよ〜〜。まるでマリオカートで自分のゴーストと戦っている気分です!!

▲ぜよ!!!!!
▲このインパクトは忘れられないっすね〜〜


 さて、時はさかのぼって10年前、それなりにスケールモデルを楽しんでいた私けんたろうは、ガルパンの戦車たちに度肝を抜かれていました。聖グロリアーナ学園との親善試合に集った大洗女子の車両は、みな思い思いの派手な塗装に身を包んでいたのです。なかでも私が腰を抜かしたのは、歴女4人でつくる(のちの)カバさんチームのIII突でした。

▲当時のMG編集部の熱量を感じる1冊。今読んでも面白いです!

 おりしも10年前の10月25日発売の模型雑誌「モデルグラフィックス」が、翌月11月25日発売の巻頭特集は『ガールズアンドパンツァー』です、という無謀にもほどがある宣言をしたところでした。私は当時編集であったからぱたに即電話。「III号突撃砲は僕が作るから、いや僕しか作れないから、やらせてくれ」と連絡をしたのでした。当時は元キットなんてないので、店頭にある三号突撃砲をかき集めたものです。

 ふつうの戦車なら、つけられるものは全部接着してから塗装するというのがセオリーです。ところが歴女の好きなものを詰め込んだカラーリングが闇鍋となったIII号突撃砲は、バラバラに塗装するうえに、側面や砲身に描かれた新選組のだんだら模様をどうするのかという問題、さらにはそもそ当時はガルパンのキットはまだ発売されていないというエラい環境だったのでした。

▲10年前も白サフとクールホワイトで全パーツを塗装しました。今回も同じように塗ります


 当時「これは自称全プラモ大好きアニキであり、スケールもそれなりにできて、キャラクターの色にも詳しい自分の出番なんだぁ……!」 というリトルけんたろうが囁いてさせたことなんですが、まあこれが大変だったんです。色をよくするためには、全体に白下地にしなければならない……。戦車模型は奥まった部分は黒とかを塗っておくことが多いのですが、そのセオリーとは逆にいく塗り方なんです。こういういつもと違うことって気後れしそうになるのですが、あのカラーをカッよく発色させるには必要な工程でした。10年後の今回も同じようにホワイトサーフェイサーとクールホワイトで全パーツを一回白くしています。

 それにしてもだんだら模様はどう塗ったんだ? という疑問は、当時の自分の記事が解決してくれました(10年も経つとね……)。カッターマットのマス目を生かして、同じ三角形をたくさん作る……。もうとにかく作ってやるんだ、という情熱がほどばしっていて、あいつやるな……! という気持ちにさせられます。

▲戦車模型の塗装工程とは思えないマスキング!!

 白、マスキングのち青、マスキングしてもう一回白、という感じで、作業は延々続きます。完成しそうでなかなか完成しない。当時もすごく焦っていたのを思い出します……締め切りがどんどん迫ってくる!!!

▲転輪は全部筆塗りしてから接着!!

 「締め切りも近いし、のぼりは編集部にあるから、この先はこっちで作りましょう」。と促されて、2010年に開通した横須賀線武蔵小杉駅の終電で東京に向かう自分。冬が近づき寒さを感じるホーム。編集部でヘロヘロになりながら塗った転輪。ああすべてが思い出されます。でも、自分ががんばって完成したから、11月25日発売の特集に、大洗の車輌がこれだけ揃ったのでした(記事トップの写真がそれです)。

 って、10周年キットに旗ついてないやんけーッ!(自分だけ?) 先に作ったIII突と並べると、この派手さですよ。このド派手なカラーの戦車、後にも先にもこのガルパンでしか見られない。楽しすぎる。

 けんたろうは出るたびにガルパンIII突を買っているので、以前のキットに付属した旗がいくらでも出てきます。旗竿をプラ棒で作って、完成です……!

 この10年、このカラーリングを超える激ヤバ塗装はあらわれなかったと言っても過言ではありません。この歴女たちの「スキ」が詰まったIII突は、改めてすごい車両でした。みんなもガルパンプラモデルでまだまだ遊べるよなぁ!? 遊んでいくぜよ!!!!

けんたろうのプロフィール

けんたろう

各模型誌で笑顔を振りまくフォトジェニックライター。どんな模型もするする食べちゃうやんちゃなお兄さんで、工具&マテリアルにも詳しい。コメダ珈琲が大好き。

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