

大掃除をしていると小さいコロコロしたものを片付けるのがいちばん大変なんだよな。食玩の「ガンダムアーティファクト」なんて、小さいのに組み立てにはそこそこ時間がかかるし完成してもベージュの塊だし、せっかくなら落ち着いて組みたいし塗りたいしああどうしよう状態でずっとダイニングテーブルの上に転がっているわけですよ。こうなりゃ組むしかないわけです。今年のプラモ、今年のうちに……。
ガンダム占いがグフ飛行試験型のワタシですが、グフフライトタイプも好きです。カトキハジメ氏のハッタリがうますぎる。人間の形したロボがターボファンエンジンのカタマリみたいなので飛ぶわけないでしょ……というのはたぶん1980年代からみんな薄々気づいていたと思う(ほら、現代になっても結局個人用のフライトユニットってドローンをめっちゃデカくしたやつか腕にジェットエンジンくっつけて重心の近くでバランス取るのが主流じゃないすか)。
しかしなんかこう、グフ飛行試験型の「それはないやろ!」というデザインにそれっぽい空気取り入れ口やファンのディテールを足して、体のそこかしこに安定翼みたいなのを生やすと……リアルなんだよ。現実に存在するかどうかじゃなくて、「なんかそれらしさが凄い」という意味の(ピースサインを顔の両脇でクキクキしながら)”リアル”ね。

ガンダムアーティファクトはさらにそこに造形的なアレンジを加えるんですよね。前高数センチの小さいロボット模型でも見栄えがするように、腕や太ももや胴体の真ん中にむき出しのシリンダーを置いてみたり、「本来そういうユニット構成じゃなかったよね!?」というボリュームバランスにしてみたり。今回のグフフライトタイプは「足の裏がなくて、爪先と踵だけが着陸時の支えなんすよ」というアイディアがいいんだな〜。好きだよこういうの。

シールドにガトリングガンとサーベルがくっついてるというめちゃくちゃな構成もこのとおり情報量過多めアブラカラメという感じの仕上がりで塗り分けたい欲がモリモリ沸いてきますね。今回は師走の年末の晦日なので筆でネチネチ塗っていると大掃除どころではなくなり、家での居場所がなくなるので四肢と胴体をそれぞれ違う色でバカーッとスップレーします。
ちなみに薄いほうがライトゴーストグレイ、濃いほうがダークゴーストグレイにコバルトバイオレットを少し足したもの。なんだかんだでグフカスタムの色になっちゃってるじゃねえかよというのは万事塞翁が馬的事象なので気にせずやっていきます。毎日年末だとすげえプラモ完成するんじゃないの?もしかして。

さすがにツートンカラーそのままでは盛り上がらないので、机を掃除しているときに出てきたシタデルカラーをおもむろに筆に取り、ちょっとした金属色を入れたり差し色にオレンジを入れたりして遊びます。うお〜、楽しい。ちなみに肉眼で塗るのはそうとう無理があるのでヘッドルーペと手元ライトは必須ですね。なんにせよ、好きに塗ろう。

グフフライトタイプのなかにある「グフフ」の部分が脳からじゃぶじゃぶ出てくるのを感じながら完成。こんなに小さいのに4色くらい乗っているとなんだかすっごく精密なものに見えるから楽しい。ドタバタしている年末って「もういいや!完成させよう!はいできた!次っ!」ができるから好き。仕事納めもプラモ納めも、まずはボールを手放すのが超大事。さあ、来年もいっぱい作ろうね。そんじゃまた。