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花金だ!仕事帰りに買うプラモ。真夏の海に「桜」で行こうぜ!「タミヤ 1/700 日本駆逐艦 桜」

▲夏の空に、船のプラモは映えるね〜〜

 週末の模型ライフが楽しくなるプラモを、フミテシの独断と偏見でお届けする「花金プラモ」。今週は約1時間で組み立てられて、味わいもある艦船模型の傑作「タミヤ 1/700 日本駆逐艦 桜」をご紹介します。日本人にとっての心の花もとも言える桜の名を冠した船。そんな素敵な船で、花金の向こう側、そして気分は真夏の海へ行っちゃおうぜ!!

▲片手でひょいとつまめるくらいのサイズ。小さい箱に楽しさが詰まっています

 ウォーターラインシリーズの中にある、ポッキーの箱くらいのプラモって妙に手に取りたくなるんですよ。箱のサイズ感とイラストの凝縮感がマッチしているのかもしれません。このサイズの艦船模型、本当に楽しいのがたくさんあります。

 桜もそのひとつ。この船は太平洋戦争の末期に、日本海軍がなんとか短期間で数多くを建造し船団護衛などの任務に適する船を送り出そうと計画された「丁型及び改丁型駆逐艦」に属します。シンプルですが必要な武装などもしっかりと揃えられていて、大戦末期の戦いに合わせた合理的な設計になっている船なのです。小さなボディにあらゆるものを詰め込んで世界の海をびっくりさせた、一等駆逐艦と並べてみるとその違いは一目瞭然です。

▲手前が今回ご紹介する「桜」。奥がアオシマの「初霜」。同じ駆逐艦という艦種でも、ここまで異なります

 キットは1994年発売。今のような高解像度な艦船模型ではありませんが、シルエットも綺麗で、パーツ数も少なくとっても組みやすいです。ガンプラのマスターグレードが発売される直前くらいの時期に発売されたタミヤのプラモですから、パーツ精度も全く問題無しです。

▲箱を開けたらパーツはこれだけ!!

 艦船模型って細かいパーツがいっぱいあって……ってイメージを浮かべる人も多いと思います。しかしほんの一昔前、90年代くらいのプラモは今より細分化したパーツは少なくて、むしろシルエットを楽しむようなキット構成になっています。

▲甲板には1/700スケールにぎゅっと凝縮されたディテールも入ります。このメリハリがいいのですよね
▲大戦末期は対航空機対策のために機銃が増設されます。末期に生まれた「桜」は最初から機銃モリモリ。ランナーの枠に並ぶ機銃の列がそれを物語ます
▲煙突が1パーツ! マストや配管も少ないパーツ数で組み上がるので、サクサクと形になっていきますよ

 艦船模型を作る時、絶対にあると便利なのが「ダイソーのお盆」です。小さなパーツをランナーからカットした際に、ポトンと落としてもお盆がキャッチしてくれます。ぜひ、お盆の上で作業してください。

▲下の記事でお盆の良さを語っていますので、ぜひ読んでね

 お値段も1000円でお釣りが来るので、ちょっと艦船模型を作ってみようかな〜と言う人にもぜひオススメしたいプラモです。日本の駆逐艦艦プラモのメインである特型駆逐艦(一等駆逐艦)のマッチョさとは違った、シンプルイズベストな佇まいを味わえるとっても貴重な艦船模型。この週末ぜひ作ってください。

フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。

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