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私がズゴックEをスプリンター迷彩にした理由/プラモデルのギザギザ塗り分けテープを手に入れろ!

 街へ買い物に出かけると至る所にキラキラしたツリーやイルミネーションが、今までの地味な風景を隠す様に飾られている。まるで光の迷彩だ。そう、あともう少しでクリスマス。そして、クリスマスといえば『機動戦士ガンダム0080ポケットの戦争』だよね。ズゴックEだよね。それにしても、HGUCの説明書はかっこいい。黒バックにシンプルな白のレタリング。後方から青い光源で影に色をつけ浮かび上がるズゴックEの姿は、なんだかタミヤのミリタリーミニチュアシリーズの箱絵を彷彿とさせるんだよね。すっごくE。

 しかし、ズゴックEってグレーだったっけ?私がOVAで見たズゴックEは、そうそう、ガイアカラーのストーングリーンみたいな色だったハズなんだよね。今回はこいつでランナーごと塗装して、パパッと作って楽しんでしまうのもいいかもしれない。でも、勢いに任せて塗装した後で、合わせ目とか気になって後悔したらどうしよう。じっくり作った方が楽しいだろうか……。

 こうしたらどうだろう。ハイキューパーツの「スプリンターマスキングシール」を使って、スプリンター迷彩にしてみたら、迷彩が合わせ目までカモフラージュしてくれるのではないだろうか。いいかもしれない。やってやるぜ。

▲良い色では……!?

 マスキングシールを貼ったら、ランナーごとストーングリーンを全体に塗装しました。乾燥後、マスキングシールを剥がしてみると、現れるグレーの成形色。寒色系同士で相性抜群の色彩ですねこれは。マスキングをバリバリ剥がす度にカッコのよろしい模様が誕生し、手が止まりません。

▲合わせ目を消さずに、組み立て完了。これにて完成です。

 ズゴックEの合わせ目が大きく出てくるところは主に両腕と両脚なんですが、いざ組み立ててみたら腕の合わせ目は段落ちディティールになっていてあまり目立たない。しかも両脚はパーツの合いがバチピタすぎて合わせ目は髪の毛1本よりも細いスキマ。迷彩どうこうより、そもそも素組みしただけでもほとんど合わせ目が目立たない。

 合わせ目が無いことこそが良いプラモの条件……だとは思いませんが、それにしても素晴らしいキットでした。あれ?  「合わせ目カモフラージュ作戦」は、取り越し苦労に終わりました。しかし、ズゴックEのガンプラVer.カラーと、アニメVer.カラーが融合した、おしゃれな迷彩モビルスーツが、私から私へのプレゼントとして手元に残ったのでした。メリークリスマス。

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ハイパーアジア

1988年生まれ。茨城県在住の会社員。典型的な出戻りモデラー。おたくなパロディと麻雀と70’sソウルが大好き。

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