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ちょっと大きなフィギュアの服塗装にぴったり!「モデルカステン ドレスフィニッシャーL」

▲服塗装専用に作られた平筆「ドレスフィニッシャー」

 平成の終わりから令和にかけては「人」のプラモが大きく進化しました。そして各スケールで人間のプラモが登場し、単品で楽しんだり、同じスケールの模型と組み合わせたり、スケール関係なく独自の世界を構築して遊んでみたりと、模型遊びの幅がとても広くなりました。ミリタリーフィギュアに代表される1/35スケールだけでなく、ちょっと大きい1/24スケール、1/20スケール、1/12スケールのプラモも多数登場。そんな時勢に合わせて、このようなちょっと大きな人形プラモの服をサクッと塗装できるように生まれたのが、今回ご紹介する「モデルカステン ドレスフィニッシャーL」です。

▲ちょっと私には大きいね~。毛幅は4.5mm。1/35スケールには毛幅2.5mmのタイプが発売してますので、そちらが良いです
▲1/12スケールの「PLAMAX 鎌倉時代の鎧武者」のプラモにはぴったり! モデルカステンから発売の専用デカールと一緒にゲットしちゃいましょう!

 ドレスフィニッシャーは溶剤耐性もある化繊を使用した筆。ラッカー塗料から水性塗料まで、毛をあまり痛めることなく使用できます。今回は水性塗料の青で、1/24スケール キャンパスフレンズIIのパーカー女子を塗ってみました。

▲洋服の凹凸にも追従。筆先がぱっくり割れたり、ばらけたりもしません(無理につついたりしたら割れますよ)」

 化繊だからと言って、はねるようなコシはありません。適度なコシで衣服の凹凸に沿って筆が追従してくれます。3D造形を取り入れている、昨今のディテールがバキバキの人間プラモにはとっても向いていると思います。

▲筆を縦方向にすれば線も描けるほど、筆先はピシッと整います

 ゴリラ塗り番長のおいらでも、筆を縦にして使うだけで線も引けます。Lサイズでこの使い方をすることはあまりないですが、このようなピシッとそろった筆先のおかげで、下の写真のようなディテールの際も攻めることができます。

▲衣服やカバンのひもが重なったシワ部分など、こういった奥まった個所やディテールの際も、ピシッと塗ることができます
▲筆の腹を使えば、衣服の隆起部分に添わせながら、隆起したところだけ塗ることも可能です

 実際に塗ってみて1/24スケールにはちょっと大きいかったかもしれません。しかし、1/20スケールや1/12スケールではとっても心強い相棒になってくれると思います。衣服の基本塗装から、ある程度の塗り分けはこれ1本で行けると思います。化繊なので、溶剤耐性も強いのもとっても嬉しい。ちょっと大きな人間のプラモを筆塗りで楽しみたいという方には、オススメできる筆です!! ぜひゲットして筆塗り楽しんでください。

フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)

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