鎧武者にデカールを貼り付けて、鎌倉殿にオレもなる!

 3Dスキャンで超リアルな造形のPLAMAX 「鎌倉時代の鎧武者」。ビキビキのディテールに筆塗りが超楽しいプラモなんですが、大鎧にはおしゃれな柄の入った布(絵韋と言うらしい)があしらわれています。1/12の規則的で細かい模様を描くのはめっちゃ大変なので、モデルカステンから専用のデカールが発売されました。手作業では出せない精密感が出るのでおれはデカールを貼るのがとても好き。水転写デカールを貼るのがちょっと苦手!という人にも「なんかイケそうじゃん」と思ってもらいたくて、貼ってみることにしたぞ。

MODELKASTEN 1/12 「鎌倉時代の鎧武者」用 デカール

 使いたいデカールを切り出してから水に浸し、ツルンとパーツの上に乗っけるところまではどんなデカールもだいたい同じ。現代ではデカール貼りのための専用ツールやマテリアルがめっちゃ充実しているので可能な限り揃えて挑むのがオススメ。とくに今回のような複雑な造形にデカールを貼りたい場合は写真の「タミヤ マークフィット スーパーハード」が超最高に相性良いです。デカールを貼った上からこれをビタビタに塗りつけて、放置。決して水を追い出そうとしたり、綿棒なんかでネチネチいじってはいけません。デカール置く、マークフィット塗る、放置。これで大丈夫。

 鎧武者は直垂(ひたたれ)というものを着ています。こちらはザクの濃い方の緑を塗った上から直垂用のデカールを切り出してこれまたファサッとパーツに乗せ、上からマークフィットで撫でまくります。かなり深いシワにもデカールが馴染んでいきます。規則的なパターンを厳密に合わせようとしなくてもいいし、シワの奥の方でデカールが破れたりしても大丈夫。布というファジーな素材に合わせて、ある程度模様が入っているなということがわかればOKじゃ。急いでいる人は(やけどやパーツの変形に気をつけながら)ドライヤーやヒートガンを当てるとさらに馴染みやすく、乾燥が速くなるぞ!

 各パーツにデカールを貼ったら合体!パーツを合わせてから速乾タイプの流し込み接着剤をちょんちょんと置くだけでどんどん形になっていきます。ちなみにプラスチックパーツは黒、赤、肌色の3色。昔のマッチボックス製プラモみたいで楽しい。今回は腕と足だけ緑色に塗っておきました。これだけで4色にグレードアップ。もっと塗りたい人は襟のところや鎧をお好きな色に染めれば「俺の武者」が生まれるぞ。ルールはない!生き残ったものが天下を取るのじゃ!

 最後にマッキーペイントマーカーの金で前立(兜の飾りね)を、銀で刀身をピーッと塗っておしまい。本当にざっくりとした色分けでも、布の模様が入っただけでなんだか一気に精密なものに見えてくるのでやっぱりデカールは最高のディテールアップだなと思った次第。ツヤを消したり上から少し黄ばんだフィルターをかけたり、鎧の細部を塗り込んだりと、ここからさらに攻めるのは、あなたなのです。鎧武者とデカール、やはり相性ヨシ!キットと一緒に手に入れて、あなただけの鎧武者、作ってください。

MODELKASTEN 1/12 「鎌倉時代の鎧武者」用 デカール

<a href="/author/kalapattar/">からぱた</a>/nippper.com 編集長
からぱた/nippper.com 編集長

模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』http://wivern.exblog.jp の中の人。