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「あなたの初めての零戦プラモデル製作」をとことん楽しんで欲しいと思って作った1冊/零戦模型製作の教科書2.0

ホビージャパン(HobbyJAPAN)
¥2,079 (2026/05/02 06:09時点 | Amazon調べ)

 飛行機模型を作ったら一度は空に向かって掲げたくなります。手の延長線上にある空と模型が織りなす景色は、僕を何度も笑顔にしてくれました。そんな素敵な瞬間を「零戦のプラモデル」で味わって欲しい。そんな気持ちを込めて、1冊の本を作りました。ホビージャパンより発売されている「零戦模型製作の教科書2.0」です。

 本書の冒頭にある「はじめて零戦を作るあなたに。」こそメインテーマ。本書ではキットをいっさい改造せず、多くの人がまず楽しむであろう、「買う楽しさ」「組む楽しさ」「塗る楽しさ」にのみフォーカス。ファインモールドの最新キットから、1970年代に誕生したタミヤのレジェンドプラモまで、すべて同じ土俵の上に置き、それぞれのプラモデルがよりかっこよく見える塗装方法でアプローチしていきます。

 接着剤の使い分けや、ニッパーの刃を入れる向きなど、プラモデルを楽しんでいる人にとっては当たり前とも言えることからフォロー。私が飛行機模型を作り始めた時に、組み立てで悩んだことをフィードバックしています。その中でも接着剤の使い分けは特に大事なポイントで、これを知ったことで飛行機模型を楽しく組めるようになりました。

 本書で紹介する塗装方法は缶スプレー、筆塗り、エアブラシ塗装の3つ。模型の塗装で主に活用されるものです。それぞれのメリットや注意点を豊富な写真で解説していきます。昨今多くの人が楽しんでいる「筆塗り」は、ラッカー塗料筆塗りと水性塗料筆塗りの2本立て。

 上の写真はラッカー塗料筆塗りを解説しているもの(製作/大森記詩)。ラッカー塗料は、塗料同士がパーツの上で溶け合う性質が強いので、それを活かして通常塗装からウェザリング仕上げのような雰囲気になるように塗っています。

 水性ホビーカラーを使用した筆塗りは、戦場で施された応急迷彩にチャレンジしています。この塗装で活用されているスタンピングは、筆塗りに初めて挑戦してみようという人にこそやって欲しい塗り方です。詳細は……ぜひ本書を読んでね!!

 またこのラッカー筆塗りと水性ホビーカラー筆塗りで使用したタミヤの「1/48スケール 零戦二一型」と「1/48スケール 零戦三二型」はどちらも一昔前の古いプラモデル。しかし、今でも最前線で発売されている上に、すぐ組めてシルエットもかっこいいのです。そんなキットを今の塗料で塗ると、当時の完成見本写真とは大きく異なる美しい姿を見せてくれます。キットも安価で買いやすいので、ぜひ購入して本書片手に筆塗りを楽しんでください。

 パイロットフィギュアのお手軽塗装も掲載。小さなパイロットフィギュアって一見難しそうに見えますが、現代の性能の良い塗料があれば、あなたにもできます! 少ない手数でそれらしく見えるテクニックをゲットしてください。

 零戦と一括りで言っても、さまざまなタイプが存在します。そんな各タイプの魅力を軍事ライターの宮永忠将氏による解説で楽しめます。こちらも必読です。(解説イラスト/大森記詩)

 最後はファインモールドが満を持して発売した最新作である「零式艦上戦闘機 五二型」。このキットをエアブラシで美しく仕上げる方法と、水性ホビーカラーを活用した筆塗り仕上げの2パターンで製作。あなたの製作スタイルにあった方で、ぜひ最新キットのかっこよさに触れて欲しいです。

 初代零戦模型製作の教科書からバトンを引き継いで発売された「零戦模型製作の教科書 2.0」。2.0と聞くとさらに高度な技術を紹介しているように思うと思います。しかし、模型のHow to本はその時代の空気感も取り入れて編集されていることが多いです。今はとにかく塗料工具やマテリアルが大きく進化しました。そのことにより、昔のプラモも今のプラモも、改造せずとも組んで塗ることで僕たちの前にかっこいい姿を見せてくれます。そんな状況を思いっきり零戦のプラモデルで楽しんで欲しい……。本書を片手にぜひあなたの初めての零戦を楽しんでください。

ホビージャパン(HobbyJAPAN)
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フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。

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