鎌倉インアクション!!!鎌倉武者が現代に蘇る「赤絲威鎧武者写真集」

▲ここまで精細に、そして当時のアクションまで読める本は他になし!! 感動の鎧武者写真集です

 鎌倉時代の鎧武者が身に着けていたものだけでなく、当時の数々のアクションまで読むことができる素晴らしい写真集がモデルカステンより爆誕しました。その名も「赤絲威鎧武者写真集(あかいとおどしよろいむしゃしゃしんしゅう)」。モデルカステンのサイトで購入することができます。価格は税込み1320円。

▲詳細なディテールと共に、全ページ「まーこ先生」本人が超分かりやすく大鎧、鎌倉時代の武士のアクションについて解説してくれます

 この写真集はマックスファクトリーより発売中の「PLAMAX 鎌倉時代の鎧武者」のモデルとなった「まーこ先生」こと滝沢洞風師に、着用演武してもらった様子を収めたもの。鎌倉時代の騎射戦用の鎧(馬に乗って、弓の取り回しを円滑にすることができるもの)の解説、高精細な写真で各部のディテールもバッチリと紹介されています。それだけなら他の鎧資料でも分かることなのですが、この写真集の凄いことはそこに「アクション」が加わっていることです。これはモデルの滝沢洞風師(以下まーこ先生)だからこそ見せることができる世界です。

▲こちらPLAMAX 鎌倉時代の鎧武者のポーズにもなっている戦闘姿勢。このポーズにもめちゃくちゃ重要な理由があるんです

 まーこ先生は古武術、天心流兵法の若き師範代。抜刀や甲冑、鉄炮などのパフォーマンスで人気を博しています。太刀や弓を当時の武士同様に扱える武術の心得がある凄い方なので、一つ一つの動きがまさに本物なのです。身長も当時の鎌倉武者の平均身長である159cmとほぼ変わらないなので、まさに現代に蘇った鎌倉武者と言う雰囲気を、写真集から味わうことができるのです。

▲可動式の盾!! ディテールの真実を知ることで、一つ一つのアクションの意味も分かります。そしてこれは模型製作の目をめちゃくちゃ育ててくれることにもなります

 鎧や甲冑と言うのは、ガンダムやキャラクターメカのデザインにたくさん取り入れられています。本物の鎧のディテールや役目を知ることで、もしオリジナルメカを作る時なんかにここで得た知識を盛り込んでみることで、これまでとは違った改造ができるかもしれません。本物を見ることは発想力を付けることにも繋がると思っています。この写真集はそういった目と頭を鍛えられます。

▲写真は右の武具を付けていますが、武具は左から着けるのが作法だそうです!! この理由に一番驚きました

 僕が一番驚いたのが武具は左から着けるという作法。これは少しでも生存率を上げるための大事な順番であることが書かれています。弓中心の戦いになると、敵の矢のほとんどは左から飛んでくるので、武具を付けている途中に戦闘が始まっても、左だけ着けていればある程度防御ができるという理由からなのだそうです。それがだんだん作法へとなっていったとのこと。いや~、歴史って面白いですね。

▲みんなもPLAMAX 鎌倉時代の鎧武者を作ろうぜ! 撮影場所は伊豆 修善寺の源範頼のお墓がある丘

 本書とPLAMAX 鎌倉時代の鎧武者を揃えればあなたも鎌倉殿でございます。僕たちの文化のアイコンとも言える武者や鎧だからこそ、「へ~~」ってなることがめちゃくちゃ詰まっています。ぜひ本書で鎌倉時代の鎧武者のディテールやアクションを思う存分堪能してください!!

 購入はこちらのモデルカステンのサイトからどうぞ。

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フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。月刊ホビージャパンで12年間雑誌編集&広告営業として勤務。ホビージャパンで様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。「ホビージャパンnext」、「ホビージャパンエクストラ」、「ミリタリーモデリングマニュアル」、「製作の教科書シリーズ」などを企画・編集。