

実際に鎧武者を着込んだ人間を3Dスキャンして作られたマックスファクトリーの超リアルなプラモ、「鎌倉時代の鎧武者」に黄金、白銀、赤銅のカラーバリエーションが追加。色が違うだけで生まれるこのパワー、マルチバース鎌倉ピリオドの開幕。プラスチックモデルの可能性が無限に広がる。
>PLAMAX 1/12 鎌倉時代の鎧武者 黄金の装/白銀の装/赤銅の装
模型の世界には「塗ってナンボ」みたいな空気がまだまだ強い。筆かエアブラシか、とにかく色を塗らなきゃ人権がないみたいな言われようである。でもちょっと待ってくれ。3人の武者が躍動するオリンピック。プラスチックの色が投げかける、オレたちのイマジネーションに対する挑発……。

全く同じ形なのに、金、銀、銅が整列してるこの光景。ただのプラスチックにしては無駄にギラギラしている。金は派手な色調だが質感はしっとりと落ち着き、銀は未来っぽい情緒を湛えている。銅は古臭いようでいて、やたらと光輝感が強い。どれかひとつの色を手に入れるだけでも楽しいが、こうして3色が並ぶと「ありがたい」の領域に達する。
さて、これらを混ぜて組んでみたらどうなるか? 鎧、直垂、顔、刀……。それぞれをバラバラに組み上げ、色の組み合わせの調子を見ながら合体させていく。色を混ぜてもシルエットが一貫しているから、どんな暴れたカラーリングでも全体は破綻しない。カラバリの勝利……。

このメタルなアニキたちを見てると、塗装とはまったく違うプラモデルの「色」に対する興味が湧いてくるはずだ。組み合わせを変えるたびに、キャラクターが新しく生まれる。ただのカラバリが、美少女プラモやビルドファイターズのように組み換え遊びの装置として機能し始める。そう、塗らないほうが面白いことも世の中にはあるのだ。

同じ形状のプラモデルに違う成形色があると、こんな遊びが楽しめる。冷静さを失い、手元でトンチキ戦国パーティーを組み、勝手にドラマを生成し、自分だけの作品ができあがる。あなたも同じ形で違う色のプラモデルに出会ったら、パーツをランナーから切り出し、組み換え遊びを楽しもう。きっと見たことのない光景がそこに現れるはずだ。
>PLAMAX 1/12 鎌倉時代の鎧武者 黄金の装/白銀の装/赤銅の装