タミヤ ミリタリーミニチュアの新作フィギュア「アメリカ歩兵偵察セット」の登場により、模型店の棚に刺さっている様々な戦車模型が輝きを取り戻そうとしています!!! 第二次世界大戦末期の激戦に参加した車両のほとんどが彼らの台座や添え物として楽しめるので、今こそ定番プラモのかっこよさと楽しさを知るチャンスなのです!!!
今回ご紹介するIV号戦車J型はまさにそういったプラモのひとつ。第二次世界大戦末期に登場した最終タイプなので、大戦末期のハイライト・ノルマンディ上陸後のアメリカ歩兵偵察セットと一緒に並べて遊べます。そして何より、タミヤミリタリーミニチュアシリーズの傑作のひとつなので、ぜひ多くの人に組んでもらいたいプラモです。昨今のバキバキハイディテール&小さいパーツ多めなIV号戦車プラモとは異なり、多くの人がドイツ軍のワークホースと呼ばれるIV号戦車をストレスなく楽しめる内容となっています。
IV号J型のプラモが発売された頃は、タミヤがティーガーI、キングタイガー、パンターとドイツ車両をどんどんリニューアルしていた時期。強力な花形戦車たちがどんどんリニューアルされる中で、遂に来たのがこのIV号戦車J型なんです。ドムやジオング、ゲルググみたいなものが先にリニューアルされてから、遂にザクが来たんですね!! しかもJ型と言う最終タイプ。最終タイプと言ってもめっちゃ強いとかではないので、そこらへんは調べて見てください。
このキットでは砲塔内部の75mm砲装填部も再現されており、ハッチを開けた時にちらりと見えるメカチラリズムを楽しむことができます。
改めて組んで、本当に戦車模型って楽しいなと思わせてくれたタミヤのド定番「1/35 IV号戦車J型」。そしてこれにアメリカ歩兵偵察セットを組み合わせて遊んだ時の楽しさ!!! 時間を忘れて様々な場所に配置したり、砲身をがくんと下げてみて自分なりのストーリーを楽しんだりと脳内にアドレナリンが出まくりました。プラモの組み合わせで景色が見えるプラモ「タミヤミリタリーミニチュア」だからこそ楽しめる、時代を超えたプラモの反復横跳び。アメリカ歩兵偵察セットを手に、どんどん定番のプラモを楽しんで行きましょう!!
1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)