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戦車が最高のジオラマベースになっちゃう/タミヤのド定番、IV号戦車J型が熱いっ!

▲大戦末期に登場したIV号戦車J型と、大戦末期の姿をしたアメリカ歩兵偵察セットなら、一緒に組み合わせて遊んでOK!! やられちゃって破棄された車両にすれば、アメリカ兵の最高のディスプレイベースになるんだぜ!!

 タミヤ ミリタリーミニチュアの新作フィギュア「アメリカ歩兵偵察セット」の登場により、模型店の棚に刺さっている様々な戦車模型が輝きを取り戻そうとしています!!! 第二次世界大戦末期の激戦に参加した車両のほとんどが彼らの台座や添え物として楽しめるので、今こそ定番プラモのかっこよさと楽しさを知るチャンスなのです!!!

▲定番中の定番!! IV号戦車J型

 今回ご紹介するIV号戦車J型はまさにそういったプラモのひとつ。第二次世界大戦末期に登場した最終タイプなので、大戦末期のハイライト・ノルマンディ上陸後のアメリカ歩兵偵察セットと一緒に並べて遊べます。そして何より、タミヤミリタリーミニチュアシリーズの傑作のひとつなので、ぜひ多くの人に組んでもらいたいプラモです。昨今のバキバキハイディテール&小さいパーツ多めなIV号戦車プラモとは異なり、多くの人がドイツ軍のワークホースと呼ばれるIV号戦車をストレスなく楽しめる内容となっています。

▲1994年に誕生したプラモ。本当に美しいパーツたち。ランナーを並べた時、傑作プラモは組まずとも心を動かしてくれるオーラがあります
▲アニキは時代なりの雰囲気。でも今はかっこいいアニキのプラモがたくさんあるから、乗せ換えてもいいね

 IV号J型のプラモが発売された頃は、タミヤがティーガーI、キングタイガー、パンターとドイツ車両をどんどんリニューアルしていた時期。強力な花形戦車たちがどんどんリニューアルされる中で、遂に来たのがこのIV号戦車J型なんです。ドムやジオング、ゲルググみたいなものが先にリニューアルされてから、遂にザクが来たんですね!! しかもJ型と言う最終タイプ。最終タイプと言ってもめっちゃ強いとかではないので、そこらへんは調べて見てください。

▲下部パネルやリベットまでびっしりとモールドされたシャーシの裏
▲パーツを細かく分割せずに、ワンパーツで成型された車体。誰でも正確な形状で組み上げることができます。ランナーの中での存在感もピカイチ
▲履帯はグルンと巻けば終わりのベルト履帯。履帯色が黒だと、刺身で味わった時に最高のアクセントになります。ベルト履帯はまさにわさびですね

 このキットでは砲塔内部の75mm砲装填部も再現されており、ハッチを開けた時にちらりと見えるメカチラリズムを楽しむことができます。

▲細かいパーツで完全再現されていなくても、大砲の後ろってこうなってるのね~という雰囲気が分かるだけでも、模型は楽しいのです
▲そして車外装備品のピキピキディテール。このパーツは今でも十分通用過ぎるほどの精度です
▲そしてこれが車外装備品がセットされたランナー。こちらは単品販売もされています
▲足周りの完成度の高さは抜群。このキットの仕様が、近年発売されたIV戦車F型、IV号戦車G型にそのまま採用されています
▲3つのユニットに分けられるので、塗装作業もストレスなくできます
▲IV号戦車はデザイン上転輪が多いので、足回りに時間がかかるのはしょうがないっす。でも1日から2日で形になりますよ

 改めて組んで、本当に戦車模型って楽しいなと思わせてくれたタミヤのド定番「1/35 IV号戦車J型」。そしてこれにアメリカ歩兵偵察セットを組み合わせて遊んだ時の楽しさ!!! 時間を忘れて様々な場所に配置したり、砲身をがくんと下げてみて自分なりのストーリーを楽しんだりと脳内にアドレナリンが出まくりました。プラモの組み合わせで景色が見えるプラモ「タミヤミリタリーミニチュア」だからこそ楽しめる、時代を超えたプラモの反復横跳び。アメリカ歩兵偵察セットを手に、どんどん定番のプラモを楽しんで行きましょう!!

フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)

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