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花金だ!仕事帰りに買うプラモ。アクセサリーもセットされて大ボリュームキット「タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.140 アメリカ M60A3戦車」を楽しもう!

 週末が楽しくなっちゃうプラモを、フミテシの独断と偏見でお届けする「花金プラモ」。今週は、タミヤから特別販売商品として再生産された迫力ある戦車模型「タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.140 アメリカ M60A3戦車」をご紹介します。

 M60は、第二次世界大戦後にアメリカが送り続けてきた主力戦車「パットン」シリーズの最終形。M46、M47、M48を経て到達したのが、このM60です。M60にもさまざまなバリエーションがありますが、近代化改修が施されたM60A3は、まさにその最終進化形。キット発売当時はM1エイブラムスと共に、1980年代のアメリカ主力戦車部隊を構成した、とても重要な戦車でした。当時の商品名である「スーパーシャイアン」という響きもカッコよく、その迫力ある姿と共に、多くの戦車模型ファンの記憶に残っているプラモデルです。

 また今回の特別販売商品は、「アメリカ現用アクセサリー パーツセット」が同梱されています。これを活用して、さらにあなただけのM60A3にドレスアップできるのです。こちらの内容をピックアップした別記事を公開予定なので、そちらも楽しみにお待ちください。

 説明書の中にいる「スプレーアネキ」がかわいい〜〜。ぜひ作る前の説明書チェックで、その姿を確認してください。タミヤミリタリーミニチュアの説明書の中には、こういった模型作りを楽しい気分にさせてくれるキャラクターが散りばめられているのもいいんですよね〜〜。

 さぁ、キットの中のお話に戻りましょう。まず履帯はプラ用接着剤で接着可能なベルト履帯。ぐるんと巻くだけで完成するので、戦車模型を初めて作る人にもとってもおすすめであります。

 このキットは「シワ」のディテールがとても素晴らしいです。防楯のキャンバスカバーのこのメリハリ。中に詰まった何がしかを感じ取れます。

 特にすごいのが砲塔に搭載された機銃のカバー。見た瞬間「湯葉!」って思わず声が出てしまいしました。西洋の傑作彫刻のような布の薄さ……。本当に見事なディテールなのです。

 そしてインパクト抜群の鋳造砲塔! M60の亀型砲塔とは異なる、より避弾経始に優れたこの砲塔はM60A1で採用されたもの。M60A1を近代化改修したのがM60A3なので(M60A2はちょっと別物な面白い戦車なのでぜひ調べてみてね)、そのような進化の過程をパーツで触れられるのもプラモデルの良いところです。

 組んでいる時に「なんで運転室だけいい感じに表現されているんだ?」と不思議に思ったのですが、これ完成後にドライバーズハッチを開けることができるんですね。その時にちらりと椅子とかが見えるのです。チラリズムを作る工程だったのかと完成後に分かりました。

 ホイールキャップがポリパーツになっていて転輪を固定します。このポリパーツも本体の成型色(プラスチックの色)と同系色になっているのがとっても良いですね。本キットの舟形の車体は、過去のモーターライズモデルと共用しているのですが、サスペンションアームを別パーツ化したりするなどして、かなり存在感ある足回りが完成します。キットの中でも一番作りごたえがある場所です。

 足回りが意外とパーツが多いですが、そこを突破すればぐんぐん製作スピードが上がっていく追い込み馬のようなプラモデルです。僕はおよそ4時間で組み上がりました。キットは陸軍仕様と海兵隊仕様を選択して組めます。結構細部が違っていて面白いので、2両作り比べるのもいいですね。

 僕はリアの排気筒がかっこいいと思ったので、海兵隊仕様を選択しました。特別なアクセサリーってやっぱり燃えますよね。

 いい感じにリラックスしているアニキ。アメリカの余裕を感じます。お好みで、同梱されるアクセサリーに入っているフィギュアに変えてもOKです。

 第二次世界大戦末期に登場したM26パーシングの改良型から始まったパットンシリーズ。その血脈ゆえか、大戦期のアメリカ戦車らしい空気感を残しながら近代化されていく姿には、なんとも言えない魅力があります。その後、M1エイブラムスの登場によって、アメリカ戦車のデザインはガラリと変化しました。その橋渡しとなったM60A3は、アメリカ戦車の歴史においても重要な存在と言えるでしょう。

 無骨でかっこいい! でも、どこか洗練されている。そんなM60A3を、ぜひ一度作ってみてください。アクセサリーパーツセットのお話は、nippperライター・しげるにバトンタッチして、今回は終わろうと思います。それでは次回をお楽しみに〜〜。良い週末を!

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フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。

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