メッキ加工&彩色済みにこそ意味がある!1/1スケールの「タマムシのプラモデル」。

 夏休みの自由研究といえば工作? それとも昆虫採集?
 いまはザリガニやカマキリのプラモもあるので「昆虫を工作する」っていう宿題ハイブリッドもできちゃうよね。生き物プラモジャンルも盛んになっておるところ、今回発見したのがMICのプリプラシリーズの「ヤマトタマムシ」。タマムシってなにしろ見つからないし、そもそも絶滅危惧種でもあるので、昆虫採集的にはレア中のレア。そんなSRクラスの重鎮が1/1スケールのリアルキットになってるのがうれしい。

mic STORE プリプラ ヤマトタマムシ

 メッキのパーツで彩色済み。立体物に印刷できるマシンを使って塗っているそうで、これはつまり「組み立てるだけで出来上がりでーす」っていう簡単さを売りにしてるだけじゃなく、自分で塗るとなったらひたすら難しい色彩のアイテムを技術の力で身近にしてくれてるんだなと思いましたよ。タマムシってチョイスはそういうことでしょ。まあこのギラリとした玉虫色の金属光沢を見てくれよな。

 おもてなしを感じたのはランナーのデザイン。木の枝になってるんですよね。くねくね、カクカクした形もそうなんだけど、表面をザリっとした地に仕立ててあるのがニクいよね。「ここからパーツを切り出す行為で昆虫採集気分を演出する」ってことは、まあないんですが、小学生ならいい遊び方を思いついてくれると思うのだ。使用済みランナーを単なるゴミにしないアイデア。ナイスな心意気を感じましたよ。

▲サイズ的にも「死んだG」に見えるので、作ってる途中でママに見つかると大騒ぎになる。

 組み立ててわかったのが、脚の角度がちゃんと決まるようにダボの形に工夫があるところ。ニューっと押し込んでいくと最後のところで正しい角度にスゥっとねじれて入ってくれるのだ。意外とちゃんとしてるでしょ。「意外と」は失礼でしょ。

▲虫カゴを使ったディスプレイはスーパーリアル。麻雀よりもスーパーリアルだぞ!

 1/1のスケールモデル「ヤマトタマムシ」。どう飾るかはキミ次第だ。箱に収めると昆虫標本になるけど、やっぱり最もふさわしいディスプレイベースは虫カゴだよね。

 プリプラシリーズには、ほかにもプラチナコガネやクワガタムシなどがラインナップされていて、どれもこれも金属光沢が眩しい昆虫をメッキ仕上げで楽しめるみたい。ヤマトタマムシをたくさん買って国宝・玉虫厨子を作るのとかが楽しいと思うぞ。

mic STORE プリプラ ヤマトタマムシ

鷲谷憲樹
鷲谷憲樹

食事やホビーなどの快楽にまつわるコンテンツで暗躍するホビーおじさん。団塊ジュニア世代。