
プラモになるさまざまな生き物。その中で、日本人にとっての心の昆虫「カブトムシ」も現在の技術によるシャープなプラモとして世に送り出されています。それがこのキット、「フジミ模型 自由研究シリーズ No.21 いきもの編 カブトムシ」です。カブトムシは2体入っています。プラモなら季節関係なく、あなたの好きな時にカブトムシとの時間を過ごせます。


組み立て説明書も1枚・表裏で完結するほどシンプルなプラモ。ランナーから手でパーツを取り外せるから、買ってその場で組み立てられます。すぐにバトルさせたり仲良く寄り添ったりできちゃうのです。ランナーに収められたパーツも昆虫らしい光沢感あるパーツで、やけにリアル。ランナーの中で解体された昆虫を、また僕たちの手で復活させるのです。




パーツごとに組み立てていくという作業は、どんなものでもその姿をしっかりと手先から覚えることになります。カブトムシのツノは、しゃくりあげる頭の大きなものと前胸の小さなツノの2つがあること、翼の間に小さな小楯板という三角のポイントがあることなど、本当にたくさんのディテールを教えてくれます。あまりにリアルなので、完成したカブトムシを虫が苦手なひとに見せたらすごく怒られました。それだけカブトムシになるプラモなのです。でも関節とかをみるとプラモらしさが残っていて、そういったところがまた愛らしいのでした! おしまい。