花金だ!仕事帰りに買うプラモ。これからもずっと最高の景色を見せてくれる傑作プラモ「タミヤ 1/35スケール ドイツ陸軍 ハノマーク兵員輸送車」

▲II号戦車に続く、最高パッケージ。鮮やかなフィードグレー、車両の影色がオシャレすぎる

 週末が楽しくなるプラモを、フミテシの独断と偏見でオススメする「花金プラモ」。今週はおよそ50年前に発売されたプラモとは思えないかっこよさで、組み上げるとそこにドラマが爆誕する傑作「タミヤ 1/35スケール ミリタリーミニチュア ドイツ陸軍 ハノマーク兵員輸送車」をお届けします。

▲説明書を読めばハノマーク博士になれますよ!

 1973年に発売された本作。「古いからやばいんでしょ」とか言わずに、この超かっこいい箱をお家で開けて欲しいです。開けた瞬間にプラの色で「最高じゃんか……」ってなりますよ。

▲ジャーマングレーとフィールドグレーの共演。ドイツ軍の色も樹脂化されています
▲大人も子供もみんなが組むだけでも楽しめるように、成型色に役割を持たせる……俺はこういうタミヤのMMが大好きです

 プラモとは今でもみんなの物。そしてそれが今までより色濃かった50年前。組むだけでも思いっきり楽しめるようにと、このように車両と兵隊さんたちは役割を持った色をしていました。そんなこともこのプラモが教えてくれます。ドイツ軍の2大グレーである「ジャーマングレー」と「フィールドグレー」で成型されたランナーが箱を開けると飛び込んでくるだけで、今夜は楽しいプラモが作れそうだぞと言う気持ちになれます。

▲マジでシリーズ20番? 各所のディテールはとっても気持ちが良いです
▲運転席とかは完成するとほとんど見えなくなりますが、いい感じのディテールが入っていて実感たっぷり
▲組み上がると、この存在感!!! 各部のリベットも最高にかっこいいです。そして各装甲が各所ピシッと合います。流し込み接着剤だけでしっかり組めます
▲ハッチの開閉ギミックも楽しめますよ!!

 今の目で見てもめちゃくちゃかっこいいプラモが完成します……。そしてこのジャーマングレーのかっこよさ。塗らなくてもドイツ軍車両の勇ましさを体感できます。これが約50年前に発売されていたとかやばいでしょ! 今の工具やマテリアルがあればさらにシャープにできますね。

▲そしてもうひとつの主役・アニキ達。説明書の中がすでにアクションカーニバル

 そしてこのプラモには最高のアニキ5人がセットされます。全員が凄く生き生きしているのですが、このポーズを決めるにあたっては、アニメーターとして多くの人の心に幸せな記憶を植え付けてくれた大塚康生氏のアドバイスがあったと言われています。突撃するアニキたちのすさまじい迫力を味わえます。

▲ひと箱でGOできます。躍動感あるポーズにより、素晴らしい世界を楽しめます
▲このプラモのMVPです。今まさに飛び出さんとするアニキ。タミヤMMと言うプラモシリーズの中でも、多くの人の心に焼き付いているアニキです。ぜひ一度組んで欲しいです

 ハノマークのデザインも最高にかっこいいですし、魅力的なアニキたちも楽しめる……。そして車両とフィギュアが織りなす風景を、ひとつの箱で完結して楽しめるという「タミヤMMの普通であって普通じゃない凄さ」を味わえます。久しぶりに組みましたが、何度組んでも僕に「戦車模型って本当に面白いなぁ」と思わせてくれる最高のプラモでした。「タミヤ 1/35スケール ミリタリーミニチュア ドイツ陸軍 ハノマーク兵員輸送車」で最高の週末をお過ごしください!

▲景色が見える~~
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フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。月刊ホビージャパンで12年間雑誌編集&広告営業として勤務。ホビージャパンで様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。「ホビージャパンnext」、「ホビージャパンエクストラ」、「ミリタリーモデリングマニュアル」、「製作の教科書シリーズ」などを企画・編集。