長いのかい?短いのかい?どっちなんだい!!/ゴッドハンド製「超小型面相筆」の話。

 上の写真見たら全員思うはずです。「長くないよね!?」と。しかしこれは穂先が長くて軸が短い、という面白い筆なんですね。「神ふで ショート」というシリーズで先日より販売されているゴッドハンドの短い筆シリーズのなかでもワタシが気に入ってるのがこれ。ということで紹介します。

 穂先の長さは10mm、毛束の根本の直径は1mmです。右の青い筆はワタシの大のお気に入り、「神ふで スミ入れ筆 」なんですが、これよりもちょっとだけ毛が短くて少ない。コシはけっこう強くて、毛の密度もいい感じなので塗料の含みも良い。「面相筆」なので線を描くのに向いているという触れ込みですが、毛の造りが「神ふで スミ入れ筆 」に似ているのでワタシはスミ入れ用に使っています。

 スミ入れはシャバシャバに薄めた塗料をプラモの凹んだところに流して影を強調するテクですが、毛先が細くて無限にスミが出てくる筆がいちばん適しています。さらに軸が短いコイツはなんだか取り回しがよろしい。持ち方も自分でいろいろと試せるので緻密なコントロールができます。とにかく軸が短いと「なんか軸が短くて細かいことに向いてるな」というマインドになるんです。まあプラモ作りなんて気持ち作りみたいなもんですから信じてくださいよテヘヘ。

 手のひら以下のサイズの戦車のディテールというディテールにスミを置いていきます(これはスミ入れじゃなくてピンウォッシュという技法だよ、という人もいるかもしれません)。ツンと置くとサーッとスミが流れ、尖った毛先がブレることなく保持できるのがよろしい。さらに含みが良いので墨継ぎ(塗料を筆に追加で含ませること)をする回数が減ります。テンポがよろしい。よろしいことがいっぱいですねこの筆。

 小品ではありますが、戦車模型がいっちょアガり。いや、飛行機模型でも使ってるしガンプラでも使っていますが、スミ入れに軸の短い「なが〜い筆」を使うのはマジおすすめです。みなさんも、ぜひ。

<a href="/author/kalapattar/">からぱた</a>/nippper.com 編集長
からぱた/nippper.com 編集長

模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』http://wivern.exblog.jp の中の人。