
いきなりですが、まずは下の画像をどうぞ。ハセガワの車模型のパーツです。今のハセガワの車模型は、プラモの枠とパーツを繋ぐ「ゲート」と呼ばれる細いプラスチックを、「アンダーゲート」と言う処理で成型しています。これは、ゲートをニッパーでカットした時に、カット痕が表面に露出しないようにする工夫です。


ゲートはパーツの側面に配置されることが多いのですが、アンダーゲートは、パーツの裏側面などに配置されます。側面だとニッパーでパチンと切るだけで、パーツを切り出すことが可能ですが、アンダーゲートは切り出すのに数回アクションが必要です。大きなパーツにアンダーゲートが配置されている場合は、カットするのがそこまで難しくないのですが、ハセガワの車模型のように小さいパーツ、細いパーツにも配置されたアンダーゲートはカットが難しいです。綺麗にゲートをカットするのに神経を使います。そんな時に力になってくれるのが「オルファ アートナイフプロ 曲線刃」なのです。


良く使われる直線刃に比べて、曲線刃は「滑らせるようにカット」することができます。刃先だけでなく、刃が大きく膨らんだお腹の部分なども使って、余分なゲートを「滑らせて削ぐ」ことができるのです。この特性により、パーツの表面にぼこっと余分なゲートが残る「アンダーゲート」の除去には最適なのです。




曲線刃の使い心地のよさに、常に曲線刃で模型製作をしている人もいるほどです。特殊な刃なので、単品の枚数が少ないのがネックですが、それだけスペシャルな性能を持っています。僕はこの曲線刃で、組み立て工程にアンダーゲートが多数出てくるハセガワの車模型の製作がかなり快適になりました!!! 曲線刃はあなたの替え刃のストックにおいて欲しいツールです。迷わずゲットしてください。