週末の模型ライフが楽しくなっちゃうプラモを、フミテシの独断と偏見でご紹介する「花金プラモ」。今週は、イギリスのロールス・ロイス社が生み出した超傑作エンジン「マーリンエンジン」の鼓動を手のひらサイズ&低価格で味わえるプラモ「ウォルターソンジャパン 1/72 モデルキット999シリーズ スピットファイアMk.9」をご紹介します!!
細かいパーツは一切無し!! そしてこのスピットファイア、僕はほとんどピンセットを使うことなく組むことができました。それくらいシンプルな構成なのです。なのに、マーリンエンジンも入ってるんです。
4パーツのエンジンに、いい感じのアニキが付いているだけですでに気分は最高潮です。後は作った臓物を胴体に収めて挟み込むだけ。でもだいたいこういう時に、臓物が邪魔してパーツがうまく合わさらないなんてことがよくあるもんです。999シリーズのスピットも、正直不安でした……。
全く問題なく組み上がります。他のパーツも、組み立てで苦労する箇所はありません。このまま完成までスパートします!!!
あっという間にスピットファイアが完成します。エンジンカウルは装着状態と外した状態を選べます。僕はこのイイ感じにデフォルメされたマーリンエンジンが気に入ったので、むき出しで楽しみました。あとキャノピーがごついので、これを装着するとアニキが見えなくなったので、つけませんでした。
スピットファイアの心臓であるマーリンエンジン。まさにスピットと同義語とも言えるこの存在を、999円の手のひらサイズで飾っておけるプラモはなかなか無いと思います。僕はこの無機質なブルーグレーの成型色が気に入ったので、この雰囲気で棚の上に飾っておこうと思います。ぜひこの週末、あなたの手のひらでマーリンの鼓動を感じてみてください!
1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)