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花金だ!仕事帰りに買うプラモ。待望の再生産!タミヤ戦車模型の大傑作を思う存分味わおう/「ドイツ Sd.kfz.250/3 無線指揮車 グライフ」

 週末の模型ライフが楽しくなっちゃうプラモを、フミテシの独断と偏見でお届けする「花金プラモ」。今週は、僕にとって待望の再販となった「タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.113 ドイツ Sd.kfz.250/3 無線指揮車 グライフ」をご紹介します。このプラモ、タミヤミリタリーミニチュアシリーズのオーパーツとも個人的には思っているくらい、密度感や組み立ての楽しさに溢れています。ぜひゲットしてください。

 このグライフという車両は、第二次世界大戦のレジェンドキャラクターの1人、ロンメル将軍が激戦地の北アフリカで愛用した車両。デザインがかっこいい上に、ロンメル将軍が搭乗したと言うエピソードまでついてくるので、とても人気です。

 本キット最大の特徴とも言えるのが、1979年に発売したキットとは思えないくらいの精度と密度を楽しめること。キット自体は手のひらに収まるサイズなのですが、その中にはこれだけのディテールが閉じ込められています。しかも、フルインテリアキット(戦車や車両の中身まで全て再現されているプラモデル)のように全てを作るのでは無く、「タミヤがセレクトした塩梅」でかっこいい中身を味わえるのもポイント。さらに足回りにおいては、シリーズ初となるプラ製の連結履帯が採用されています。

 現代戦車模型のフォーマットにも繋がる足回り構成に、この時点でチャレンジしているのに改めて驚かされます。しかも、足回りのランナーはほぼ「Aランナー」(パーツが繋がっている枠)だけで解決するので、足回りが完成後するときれいにパーツが無くなります。これも気持ちの良い瞬間です。

 先ほど見ていただいた車内インテリアのパーツたち。今のキットのようなシャープさはもちろんありませんが、雰囲気は充分。満足度の高いエンジンや無線機が作れます。

 無骨なミッションが特徴的な運転席、エンジン、そして車内面積の多くを占める無線機を取り付けていきます。どんどん情報量が増していき、次は何を貼るんだろうというワクワク感が押し寄せてきます。しかもそれぞれのパーツはピッタリ合うので、細かいパーツの接着も苦になりません。

 インテリアを作ったら外装を被せて接着。装甲の合わせ目がわからないほど、ピッタリと合います。角がしっかりと立ったこの形状が本当にかっこいいのです。前部のハッチは開けた状態で作ることも可能なので、内部のエンジンを露出させられます。エンジンルームのハッチ上方のグリル付近にある四角い枠みたいなパーツは「将軍の椅子」です。

 そしてフィギュアです。本キットには4体ものフィギュアが付属します。これを搭載すれば、第二次世界大戦の激戦地のひとつ、北アフリカの景色が爆誕します。

 主役はなんと言ってもロンメル将軍。特徴的なコート姿で立体化。車体に捕まるために、手を伸ばしている姿で立体化されています。

 情報量が元々多い室内に、屈強なアニキたちが加わることで戦闘室周辺はミッチミチ。この部分だけを切り取るだけでも、非常にかっこいい景色を楽しめます。

 さらに再生産アイテムなので、デカールも新品。ロンメル将軍が乗った「グライフ」と「アドラー」に施されたマーキングもぴちぴちの状態で楽しめます。またジャーマングレーに塗装すれば、ヨーロッパ戦線でのSd.kfz.250も製作可能です。

 しっかりと中身も詰まっているのですぐには完成しませんが、週末2日を活用すれば問題なく組み上がります。タミヤミリタリーミニチュアシリーズの傑作とも言えるプラモデルを、ぜひこの機会に作ってください。それでは!

フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。

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