ハデ髪にしたいと思ったときに、プラモとリアルがクロスした。/タミヤ キャンパスフレンズセットII

 私が今したいことの一つに「髪を染めたい」というものがある。

 街を歩く若い人たちの髪色がとっても綺麗。赤や青なんていう原色もはっきりと染まっているし、くすんだピンクやアッシュ系のブラウンも濁った感じのない見た目がとてもいい。そういうのを見ていると染めてくて染めたくて仕方がなくなってくる。

 調べてみると、今は色々な薬剤があって仕上がりもツヤがあるものや、屋内と屋外で色味が変わって見えるものがあるみたい。好きな色に染めている姿はとにかく楽しそう。Instagramでフォローしている美容師の方が撮っている、お客さんもなんだか嬉しそうだ。

 そんな「髪染めたい! 髪染めたい! 髪染めたい!」という気分をそのまま受け止めてくれるプラモデルがあった。

 タミヤの1/24 キャンパスフレンズセットIIは私服の大学生がプラモデルになった製品。説得力のあるシワやポーズが今っぽく、それゆえ派手な髪色を受け止めてくれるのではないかと思った。

 プラモデルになった5人のうち、3人の男女を組み立てて、肌はプラスチックの色のまま服を塗る。「髪を染めたあとって、いままで持っていた服が急に似合わなくなるんだよな……」と塗った後に気づいた。金髪にしたり、赤っぽくしたりしていた学生時代を思い出す。

 派手な色で髪の毛を塗ってみると、これが思った以上に楽しい。なんでもっと早くやらなかったんだろう。

 出来上がった姿も「大学生がちょっとチャレンジしてみた」というぎこちなさを感じられて、雰囲気が良い。これは今、実際に私が髪を染めても得られな印象だな……。

 塗ってみて気づいたのことがある。もし髪の毛の部分が青やワインレッドのプラスチックの色だったら、ここまで楽しくなかっただろうなということだ。クリーム色のプラスチックの髪を塗っていくその時間は、まさにヘアカラーを行う行為そのものが持つ「ビフォーアフターの変貌にハッとする」という楽しさそのものだったのだ。

 オシャレは、思いっきり楽しめば新しい自分が待っているもの。塗装も、いやプラモデルも思いっきり楽しめば、そんな風に新しい世界が待っていそうだ。

<a href="/author/crisci4mens/">クリスチ</a>
クリスチ

1987年生まれ。デザインやったり広報やったり、店長やったりして、今は普通のサラリーマン。革靴や時計など、細かく手の込んだモノが好き。部屋に模型がなんとなく飾ってある生活を日々楽しんでいます。
Re:11colorsというブログもやっています。