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透明パーツと小さなパーツを接着して完成だ!!/初めて作るヒコーキモケイ

▲遂にタミヤ 1/72スケール 飛燕が組み上がるよ!!!

 これから飛行機のプラモを作ってみたいという人に向けて、いっしょにイチから楽しんでいく連載「初めて作るヒコーキモケイ」。遂に飛燕が完成です!!! 飛行機模型はクライマックスに透明パーツや、小さなパーツを接着していきますよ~~。

▲プロペラは、機種の中に入っているポリキャップという軟質パーツでしっかりと保持されるよ。穴に挿すだけで取り付けは終わり!
▲とってもきれいな透明パーツ。クリアーパーツと呼ばれることが多いんだ。こちらは普通のプラスチックより硬くて、パーツの切り出しには注意が必要だよ。傷が入ったりすると、すごく目立ってしまうからね!
▲パーツ表面にカット痕が出ないように、こんな小さいパーツもアンダーゲート(パーツの接着面のフチにゲートが配置されている物)になっているよ
▲クリアーパーツの切り出しは慎重に。ニッパーの刃を、パーツのギリギリの位置に入れてカットしてしまうと、切る時の圧力が直に伝わって、パーツにひびが入ったりすることがあるよ。少し離してカットしようね。パーツカットのソーシャルディスタンスだよ
▲ゲートカット1回目。ゲートをこんなに大きく残したよ
▲2回目のゲートカットを終えた状態。あえて薄皮1枚程度、ゲートを残します
▲薄く残ったゲートをデザインナイフで削ぐよ。余計な力を入れて、パーツを傷つけたり、指を切ったりしないようにしてね!
▲とってもパーツをキレイに切り出すことができたよ! この方法なら、パーツを大きく抉ってしまったり、割ってしまう危険性が減るのでオススメ。特にコクピット周辺を覆う透明パーツは、みんなの目が行く部分だから慎重にね
▲アンダーゲートもギリギリじゃなく、少しゲートを残し気味でカットするよ
▲ニッパーでアンダーゲート部分を削ぐようにカット
▲このように薄いゲートが、パーツのフチから出ているね。これを次はカットするよ
▲ニッパーでゲートをカット
▲きちんとゲートをカットしきれなかったら、デザインナイフで残りを切ろうね

 次はクリアーパーツを接着していきます。クリアーパーツはプラ用の接着剤を付けすぎると、曇ってしまいます。少量の接着剤で貼って行きましょう。

▲こちらは翼にある着陸灯。クリアーパーツのカバーを貼るよ。接着面に薄~く接着剤を塗るのがポイント
▲ピンセットでしっかりと保持したクリアーパーツを、慎重に着陸灯部分に貼るよ
▲キャノピーは、完成後あまり目立たなそうな場所から、少量の流し込み接着剤を流して接着するよ!
▲アンテナは、とても破損しやすい場所。一番最後に接着しようね

 今回の飛燕は、アンテナの支柱をカットする指示があるバージョンも作れます。本体にアンテナを貼ってから、余計な場所をカットするときれいに仕上がります。

▲カッターナイフのマークは、パーツをカットしようという指示だったね

▲本体にアンテナパーツを接着して、接着剤が大体乾いたら、支柱をカットするよ。これで基部の部分が胴体にキレイに接着されるんだ
▲後は切り出した部分を、デザインナイフで整えてあげればOK!!
▲おめでとうございます!!! 遂に飛行機模型が組み上がりました!!

 「タミヤ 1/72 飛燕」完成です!!! パーツの見つけ方、パーツの切り出し、ドリルでの穴あけ、そして接着剤の使い分けまでも、あなたはマスターしたのです! 飛行機模型を組み立てるスキルが身に付いたあなたを、数々の飛行機プラモがお待ちしております!! さぁ、気になったプラモをどんどん作ってみようじゃないですか!! ようこそ、ヒコーキモケイの世界へ!! そしてさらに僕たちと一緒にヒコーキモケイを楽しんでいきましょう。

▲次回からは、水性ホビーカラーの筆塗りによる塗装編がスタート!!! こちらもよろしくね
フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)

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