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トラクターのプラモデル(とそのフィギュア)に脳が耕された話/ハセガワ ヤンマーYT5113A

▲顔がいいトラクターのプラモデル。

 私の住む茨城県は農業が盛んでありますから、そりゃあ至る所に畑や水田があり、なんなら私の家は畑の隣に建っているし向かいには田んぼまであるのですが、そういえばここ近年、何やら赤くてスポーティーなシルエットのトラクターとよく遭遇しますね。ヤンマーのYTシリーズというトラクターらしいのですが、え?プラモデルがあるんですか?うーん、トラクターってよく知らないんだよなぁ……。よく知らないということは、発見がいっぱいあって楽しいということですね?
 買い!ハセガワ 1/35 ヤンマー トラクター YT5113Aです。

 ロボットのプラモ……?と思うぐらいにシャープで流線形な造形のトラクター。このYTトラクターシリーズは、KEN OKUYAMA DESINE代表の奥山氏自身がデザインしたそうです。まもなく『境界戦機』ですね。トラクターながら、まさにフェラーリのような華やかさがあり、普通にカッコいいです。高速道路をブッ飛ばせそうな雰囲気ですが、最高速度は34キロ。

 ところがですよ。やはり剛健な農業機械です。普段は見えない部分、シャーシや足回りのガッチリしたディテールも、これまたカッコいいではありませんか。見える部分と見えない部分のギャップ燃え(萌え)ですよ。最終的には隠れてしまう(がカッコイイ)、こんなパーツを組み上げていくのもプラモ作製の醍醐味ですね。

▲ゴールデンボーイ!

 色分けもしっかりしている当キット。本物のYTトラクターと同じように、ホイールもゴールドで成形されているのですが、ついでに何故だか搭乗者までゴールドに。しかもなんだか珍妙な姿で分割されています。タスケテ……。普段なら説明書の指示通り、最後の方でフィギュアを組み立てるのですが、今回は真っ先に助けてあげましょう。

▲彼には物差しになってもらいますので。

 まず、トランスミッションなどの足回りや、ヒッチ(牽引する部分)を組み立てていきます。とろとろタイプと流し込みタイプ、2種類の接着剤を適材適所に使うと、ガッチリ組み上がります。しかしゴールデンボーイと比べるとそのゴツさ、デカさがよくわかりますね。

 ボンネットの組み立てがまた楽しく、メッキパーツとクリアパーツを貼り重ねていくと、特徴的なヘッドライト部分がみるみるうちに出来ていきます。セメダイン模型用ハイグレードを使うと簡単でした。ゴールデンボーイよりどんどんデカくなっていきます。

▲タイヤ is 大きい!

 ゴム製のこのタイヤ、ホイールにボフッと被せる時の手触りが、また気分がよいのです。しかし、人より大きいのですね。いや、指よりは小さいんですが。

▲あとこれは彼をシートに座らせる時に気づいたのですが、操縦シートの背面の模様が幾何学模様でイカしたデザインだったことを報告しておきます。

 プラモデルを組み立てる道中、様々な見え方が現れては、パーツでフタをされ、隠れていったり、残ったりしていきます。ミニチュアは最後に後回しにしてしまう、私のいつものプラモデル作りよりも、彼に見ていてもらうだけで思考することが増え、不思議と楽しかったのです。

ハイパーアジアのプロフィール

ハイパーアジア

1988年生まれ。茨城県在住の会社員。典型的な出戻りモデラー。おたくなパロディと麻雀と70’sソウルが大好き。

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