ZAMACに憧れて/ICMのファイアビー

 ZAMACとは、亜鉛合金の名前であり、アメリカの商品名だ。
 この名称を聞いたことがある人がいたら、それは私と同じミニカー好きで特にホットウィールに関心を寄せている方かもしれない。ホットウィールではZAMACをダイキャストボディに使っている。そして「ZAMAC Edition」という亜鉛合金むき出しのボディにクリアコートとタンポ印刷を施した特別モデルが、ウォルマート限定で販売されている。これは正規輸入されることのない日本では入手困難なモデルになっていて、これがいつものカラフルな姿と比べると、なんだかソリッドな感じがしてかっこいい。

 ICMの1/48 ファイアビーは赤色にシャークマウスのペイントがどことなく可愛くて、私はこれにホットウィールのようなノリを感じて購入した。説明書にはもっとかしこまった塗装のバリエーションがあって、箱絵のシャークマウススタイルはホットウィールの様にかなりイケてるパターンのようだ。
 イケてる見た目のファイアビーを私はZAMAC風にまとめたくなったので、銀色に塗ることに決め、そのパーツの精度の良さに驚きながらパシパシと気分と良く作り始めた。このキット、翼が胴体内で握手するような設計で、それがピタリとはまるのでとても気分がいい。

 黒のスプレーを吹いて、そこから銀のスプレーを重ねてほぼ出来上がり。ほどよいメタル感はゴロンとした金属の塊として悪くなく、デカールがピシッと貼れたときは「まじでかっこいいなこれ……」と気分が良かった。「ZAMACのように」とはいうものの、プラモデルの場合は本質的には成型色のまま仕上げることがそれに当たると思う。
 ただ、それにしたって派手なボディカラーが光り輝く銀色になってデカールによるマーキング表現がかっこよく際立つのはまさにZAMAC Edition。あるいは同じデザインでも色違いを出す「ホットウィール的、色変えの妙」という感じで面白さがある。ホットウィールは模型売り場のそばにあることが多く、ひらめきのタネとして買うには安く、そして素晴らしいお手本だ。

クリスチ
クリスチ

1987年生まれ。デザインやったり広報やったり、店長やったりして、今は普通のサラリーマン。革靴や時計など、細かく手の込んだモノが好き。部屋に模型がなんとなく飾ってある生活を日々楽しんでいます。
Re:11colorsというブログもやっています。