
つい先日、SNSでGSIクレオス ホビー部さんのある投稿(7年前の投稿)を目にしました。内容は「アクリジョン用のツールクリーナーは普通にMr.カラーや水性ホビーカラーの洗浄にも使えて、臭いも大変マイルド」というもの。これはぜひとも試してみたい! ということで近所の模型屋さんで買ってきて、いざ実験です。

お試しということで瓶タイプの中を買いました。まず気になるのは臭いです。ふたを開けてみると確かに臭いは「Mr.ツールクリーナー」と比べるとかなりマイルドです。おがくずのようなウッディな臭い……のように感じました。ちなみに瓶の口に鼻を近づけるまでもなく臭いは漂ってきましたので、使用時は換気するなどの対策をきちんと行ないましょう。(注意/アクリジョン用ツールクリーナーは第4類第2石油類の危険物に該当します。その他アクリジョン、アクリジョン用うすめ液と異なりますのでご注意ください。有機溶剤を含みますので、使用時は換気を行い、火気のある場所では使用しないでください。)
まずは洗浄力を試してみます。左側からMr.カラー(白)、タミヤエナメルカラー(黒)、水性ホビーカラー(紫)です。どれも数日放置して乾燥してしまったものを用意しました。そこへアクリジョン専用ツールクリーナーをスポイトで少量かけてみます。

筆で少しゴシゴシこすってみた後。Mr.カラーと水性ホビーカラーの方は乾燥して固まっていた塗料が溶解しているのが分かると思います。真ん中のタミヤエナメルカラーはほぼ変化なしです。

タミヤエナメルカラーのみ、長時間アクリジョンツールクリーナーにつけても塗料がなかなか溶け出しません。強めにゴシゴシと筆で擦っても、摩擦で剥がれているような感じで固まった塗料を溶解しているわけではなさそうでした。

仕上げにキムワイプで拭き取ると、水性ホビーカラー(左)とMr.カラー(右)はきれいに塗料が拭き取れました。真ん中のタミヤエナメルカラーはきれいに拭き取ることはできませんでした。


Mr.カラーと水性ホビーカラーを筆塗りで使用した筆の洗浄もご覧の通り。筆の中の塗料をしっかりと溶解させてくれているのがわかります。

溶剤耐性のある化繊筆であれば、このようにダメージも少なくきれいに筆を整えることができました。


エアブラシ塗装後の洗浄も問題なし。同社のMr.ツールクリーナー改よりも匂いもマイルドで、使い勝手がよかったです。洗浄力はMr.ツールクリーナー改の方が強いですが、刺激臭が気になるという方のための新たな選択肢として十分力になってくれるでしょう。タミヤエナメルカラーのように使用に適さない塗料もあるようですが、アクリジョン専用ツールクリーナーはツール洗浄の選択肢の1つとして十分にアリだと思います。