花金だ!仕事帰りに買うプラモ。花金の王様番組「金ロー」を楽しみに待つ、僕と息子とサボイアと。

▲今朝僕は、こっそりリビングに豚さんが乗る「サボイア」を置いた

 「お父さん、この赤い飛行機なになに??? かっこいい!!」
 「「紅の豚」っていうアニメに出てくる飛行艇なんだよ。今日そのアニメがやるから幼稚園から帰ってきたら一緒に観ようね」
 「「くれないのぶた〜〜?」。うん、いいよ! きのこの図鑑も一緒に読んでね」
 今日の夜、僕は4歳の息子と一緒に「紅の豚」を観る約束をした。息子にとっては初めての豚さんとのフライトだ。この「ファインモールド 1/48 サボイア S.21F“後期型”」のプラモをぶんぶん振り回しながら見てくれたら嬉しいな。早く今日の仕事を終えて息子とテレビの前に座りたい。そんな金曜日。僕と息子を繋ぐ「花金プラモ」。

 

▲1/72スケールのコンパクトなサボイアのプラモも素敵。こちらのリンクからどうぞ

▲ニッパーとピンセット、パーツをカットした痕を綺麗に整えるのに便利なデザインナイフ、接着剤2種を準備。息子がどう思ってくれるかな〜と思いながらニッパーを握る
▲サボイアの鮮烈な赤、ブラウン、メカの意匠を強めるグレーがプラスチックの色で既に用意されている。組み立てるだけで映像で見たイメージが目の前に現れる
▲この美しい胴体。パーツを見るだけで、ワクワクしてくる
▲劇中で空を飛び立つ時に見せるお腹。この色と赤の胴体のコントラストにどれだけ心を動かされただろうか
▲このアニキ。男が憧れる「ハート」を持っていますよね。コート姿もいいんだよね
▲少年時代の自分に大人の会話というのをアニメで魅せてくれた素敵なお姉様です
▲彼女無くしてサボイア後期型は無し、また彼女自身もまさにサボイア。この飛行艇にも彼女の名前の頭文字「F」がついています
▲点と点でパーツを合わせるときは、白い蓋のタミヤセメントで。粘度が高く乾燥もゆっくりめだから接着箇所を調整して貼ることができる。蓋にハケがついているから手も汚れない
▲接着剤を塗ったら所定の位置にパーツを置くだけ。これでパーツはしっかりと接着される
▲左右を貼り合わせるように面と面でパーツを合わせるような時は、「流し込み接着剤」を使う。パーツが合わさっているところに蓋の裏の筆をちょんと置くだけで接着できる。接着剤の痕もほとんど見えない
▲内部パーツも流し込み接着剤があればピタピタ組み上がる。所定の場所にパーツを置いて、接着剤の筆をちょんと接着箇所に触れさせるだけ。それでみるみる形になっていく
▲各ブロックごとに組み上がるこのプラモ。どのパーツも本当に美しい
▲最大のハイライトは胴体の接着。上下から被せるように〜〜
▲ぴた〜〜! 気持ちがいい。このプラモはパーツ精度も高く、苦労なく組み上がっていく。劇中のピッコロ社のような仕事を手に取っているようだ

 僕が父に初めて連れて行ってもらった映画。それが「紅の豚」。田舎には映画館が2か所しかなく、車で片道30分……映画はちょっとした観光のようだった。初めてのスクリーン体験で、僕は豚さんと赤いサボイアのかっこよさに痺れ、その日わがままを言ってもう1回見せてと父にお願いした。嫌な顔しながらもいいよと親父は言ってくれたけど、親父は2回目は一緒に見ないで喫茶店にコーヒーとタバコを楽しみに行っちゃった。そんな背中がちょっぴり豚さんみたいだった。
 今日僕は4歳の息子と金曜ロードショーで「紅の豚」を観るのだ。このファインモールドのサボイアと一緒に。朝、キラキラした瞳でサボイアを観ていた息子の顔が忘れられない。なんだかドキドキワクワクしてきた。このプラモデルがあったからこそ、このドキドキが体感できる。今日は息子もちょっと夜更かしになるのかな? そして今夜、君の夢の中でサボイアが美しく飛んでいてくれたら嬉しいなと、親父みたいな感情を盛り上げさせてくれたこの素敵なプラモに、感謝。

▲大好きなもの、興味を持ったものにはどんどん突っ込んでいって欲しいね。その気持ちを世界は裏切らないよ
▲映画を観た後、息子と一緒に読もう。わかりやすく教えてあげられるようにしよう
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フミテシ

1983年生まれ。月刊ホビージャパンで12年間雑誌編集&広告営業として勤務。ホビージャパンで様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。「ホビージャパンnext」、「ホビージャパンエクストラ」、「ミリタリーモデリングマニュアル」、「製作の教科書シリーズ」などを企画・編集。